3D関連最新情報

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■ 2000年にキヤノンが試作した幻の3Dレンズがコレダ!(2010年3月28日)■

パナソニックやソニーからフルハイビジョン3Dテレビが発売され、パソコンでもセットで10万円少々の金額でフルハイビジョン3D環境が整うようになりましたが、 過去のビデオカメラやデジカメ普及の歴史を振り返るまでも無く、当然次に来るのは「ハイビジョンで3Dが撮れるカメラ」へのニーズです。

まだ一般の人々もプロのカメラマンたちも「3Dって奥行きや飛び出し感のある映像でしょ」程度の認識しかありませんが、s3D(グラフィックの3Dと区別するために今後当サイトでは 立体3Dのことをs3Dという呼び方で統一します)の利点にはさらに「被写体の質感や取り巻く空気感まで再現できる」ことにあると私は思っています。
2Dだって広告写真のプロが撮ればすごく質感が再現されているではないか、と言う人が多く居ると思いますが、それは単なる幻想や思い込みに過ぎません。
同じ被写体を2Dとs3Dで、特にマクロで撮影した被写体を見比べてみれば分かることですが、2Dのそれはあくまでも「精密な絵」に過ぎないことに気が付くはずです。
このことはいくら言葉で説明しても私には上手く伝えることが出来ませんが、例えば人体なら皮膚の下の毛細血管を流れる血液や体温が感じられるような、 呼吸によって揺れ動く空気の流れまでをも感じられるようなリアル感がs3Dでは可能なのです(もちろんそのためには高度なs3D撮影テクニックが必要ですが)。
だから、s3Dが話題となるはるか以前から、立体感のみならず質感も重要な「医学」分野でs3Dは使用され、発展もしてきました。
そんなs3Dのリアルな質感再現性に気付いてしまったら、リアルさを追求する分野の映像は必然的にs3Dになってくるはずなのです。
もちろん私を含めて、「本来の美術はクリエイターの意思と創造性と手によってのみ生み出されるもの」という考えや 「空間や時間を捨て去り、描きたい対称との精神的対峙をシンボリックに描くことが芸術」だとして抽象画や墨絵や書道のような2Dなものにこそ創造性や芸術的価値があるとする考え方もあります。
結局「写真や映画」は、絵画や彫刻では一般大衆に伝えにくいメッセージをリアルさや紙芝居のように説明付きで見せることでリアルで分かりやすくしたものに過ぎないと私は思います。
実際、70年代に一躍有名になったファッションやグラビアのカメラマンなんて、早稲田などのフツーの大学で遊びで写真をやっていて、カメラが良くなって来たので適当な撮影技術でも綺麗に撮れてしまい、 それまでの日本の巨匠と呼ばれていたカメラマンの多くはバカばかりで教科書どおりの作品しか撮っていなかったので、写真好きな若い学生たちが欧米のカメラマンたちの新しい作風をチョコッとアレンジして撮ったらそれがバカ受けして儲かって有名になったみたいな人が多いように思えます(実名は挙げませんが)。 もちろん天才アラーキーのような美的センスとオリジナルな創造性と広告カメラマンとしても卓越した撮影技術に裏付けられたカメラマンも居るには居ますが、ハッキリ言って、巷のほとんどの写真やビデオは綺麗かそうでないかだけで、そのままでは芸術ではありません。
写真やビデオで作られた作品に芸術と呼ぶべき部分があるとしたらそれは、カメラマンが「何のために」「何を撮るか」「どう見せたいか」の部分のみだと思いますし、 そのためには撮影テクニック以前にアーティストとしての創造性があるかが問われるのですが、ハッキリ言って芸大生のように真摯に芸術や自分に向かい合って悩むような写真専門学校生や表のカメラマンに出会ったことが無いし、 その点ではエロ専門のカメラマンや監督の方が技術はラフで未熟でもポリシーは遙かに明確で深いものを持っている人が多いように感じています。
であれば、よりリアルな映像を記録する機械は最終的にはホログラフのような立体コピーになっていくはずですが、それは50年、いや100年先のことになってしまうかもしれません。

長々と無駄に書いてきましたが本題に戻します。s3Dブームの現在でも沈黙状態のキヤノンですが、実は今から10年前の2000年に、写真のようなワン・カメラでs3Dムービーが撮れる 3Dレンズを試作していました。プロ用の白レンズ風のデザインも非常にカッコ良いです。
特筆すべきは、2000年当時すでに、被写体との距離に応じてオートフォーカスと連動してミラーが動きコンバージェンス(輻輳)を自動調整してくれる機能が搭載されていたことです。
つまり、被写体が近くに寄って来ると人間の眼と同じように寄り眼になって自然な立体感をキープする仕掛けで、同じような機能は4月から予約受付が始まるパナソニックの 200万円のs3Dムービーカメラにも搭載されるようです(コンバージェンス調整方式はキヤノンとは違うと思いますが)。
しかしながらこのキヤノンの試作システムでは「左右各30fpsで時分割して記録」する方式なので、左右フレームの時間的なズレが目立ってしまうと思われますが、 現在の技術で左右各60fpsや120fpsで記録することも簡単なはずですので、SEDテレビと併せて復活させて欲しいプロジェクトだと私は思います。



■ NDIVIA 3D Vision 対応のフルHDモニター「Acer GD245HQbid」が39,800円!(2010年3月26日)■
 ※元記事は "AKIBA PC Hotline"のホームページ から

色々な障壁から、韓国や中華圏勢の「日本マーケットへの安価な3Dテレビでの参入」は見えてきませんが、PC用モニター分野では具体的な製品を全く打ち出してこない日本企業に 代わって安価な製品でシェアの拡大を狙ってきています。

3Dテレビは欲しいけれども「高い価格、置き場所、既に2Dのフルハイテレビに買い替えたばかりで家族(特に奥様)から購入許可が出ない」といった理由から、買えない人々は 非常に多いと思いますし、3Dテレビで見るソフトもまだ無い現状では、3Dゲームやウェブサイト上の3Dコンテンツをすぐに楽しめるPCでの3D環境の普及の可能性は 結構大きいと私は思います。

賢いことにNDIVIAはその両方のマーケットを狙って「NDIVA 3D Vision」を核とした製品やソフトを投入してきていますが、それに対応したフルハイビジョン・モニターが 日本ではDELL製直販で6万円近いものしかなかったことがネックでした。
そこに「フルハイビジョン」「NDIVA 3D Vision 対応」「39,800円の低価格」を打ち出したこの「Acer GD245HQbid」と販売している「ドスパラ秋葉原本店」 はエライと思います。

HDCP対応ですし、おそらく3Dブルーレイ作品が発売されたらそれも観られるようになると思います。
もちろん、3Dで観るためにはベースとなるパソコンが「OSはWindows Vistaか7」「グラボはNDIVIAの3D対応のもの」という基準を満たしていることと 「NDIVIA 3D Vision 液晶シャッターメガネキット」(19,800円)が必要ですが、1からそっくり揃えても23.6インチのフルハイビジョン3Dパソコンシステムが 総額10万円少々で組める意味は非常に大きいのではないでしょうか。
あとは3D環境を持ち運べる円偏光メガネ式ノートパソコン『Aspire 5740D 3D』か前機種の『Aspire 5783Z 3D』を日本でもAcerは正式に発売して欲しいものです。 日本エイサーが初期不良の対応をしてくれるなら「ドスパラ限定モデル」として発売してもらっても私は良いと思いますね。



■ 1280x720pのハイビジョンムービーも撮れる中華製3Dデジカメがヨーロッパで予約開始(2010年3月26日)■

日本では全く注目されていませんが、欧米の3Dマニアの間で、特に既にキャノン製カメラ2台をSDMで同期させて使っている人や、 フジフィルム製のSD画質の3Dデジカメ「FinePix REAL 3D W1」を持っていながら「やっぱ3Dはハイビジョンで撮りたいな」 という人々から強い関心を寄せられていた中国Inlife-handnet社の3Dデジカメ『HDC810』の予約が、ドイツの3D商品専門サイトから始まりました。

Inlife-handnet社自身の英語サイトでは「6月初旬からデリバリーを始めます」ということになっていますが、このドイツのサイトでは「入荷予定は5月15日」となっています。 おそらく昨年秋のドイツでの国際見本市「IFA2009」で商談を詰めていたのでしょう。
カメラに厳しいドイツから発売すると言うことは、Inlife-handnet社はそれなりの自信を持っているということでしょうか。

さて、気になる価格は、466ユーロ、米ドル価格では679ドル15セント! ライバルとなるフジフィルムのREAL 3D W1の695ドル18セントより僅かに20ドル安い価格設定です。

現在、円安傾向に為替が動いていますが、本日の対ユーロ為替では57,500円程度、ドル価格では1ドル=90円強として約61,000円といったところ。
おそらく日本ではInlife-handnet社製品をほぼ独占的に扱っている株式会社テクネが扱うと思われますが、フジフィルム製3DデジカメW1の日本国内での実売価格は既に 42,000円まで下がっていますので、いくら1280x720pのムービーが撮れるといってもブランド力も実績もない中国製カメラですので、価格設定をいくらにするかが非常に 気になります。
工場出荷価格がいくらなのか分かりませんが、日本で売るには59,800円という線がギリギリではないでしょうか。それ以上では、既存の3Dマニアの内の 200人ぐらいしか買わないと思います。日本の3Dマニア、特にデジタル派の人数なんてまだそんなものですからね。
ましてや、3Dテレビの話題につられて3Dに興味を持ち始めたばかりの一般の人々は、得体の知れない中国製3Dカメラに5万円以上もポンと出して買うことはないと思います。

そんな日本の状況を基にテクネさんがどれだけ戦略的にInlife-handnet社に対して工場出荷価格の交渉を行ったか、そして結果的にいくらで発売するかが非常に気になります。
もしも5万円の大台を切って49,800円で発売できれば、それなりに売れるのではないでしょうか。

しかし、現実的には既に世界経済は米・中を中心に回っており、Inlife-handnet社としてはアメリカと中国国内の巨大なマーケットで売れればそれで良しと考えているかもしれませんので、 3Dマーケットが小さい上に景気が冷え込んでいる日本に対しては、数が売れそうにないので工場出荷価格の値引きには応じないかもしれませんね。
ともあれ、3Dエロスとしてはテスト・レポート執筆のためにも、早期に入手して実戦で使いたいと考えています。左右のシャッター及びフレーム同期性能やレンズ性能、 ホワイトバランスやノイズ処理などの画像処理エンジン性能がどれくらいのものか、非常に気になります。



■ 任天堂、3D対応のDS新型機を来期発売へ!(2010年3月23日)■
 ※元記事は "任天堂"社のプレスリリース から

Wiiの売り上げが非常に好調な任天堂は、今までは表向きには「3Dへの対応」に否定的でした。が、しかし、安価で普及率の高い携帯ゲーム機「Nintendo DS シリーズ」から 3D、それも携帯型ゲーム機という性格上「裸眼3D」で製品化するようです。
ファミコン第一世代からのファンには、初代ファミコンに既に現在の3Dテレビと同じ原理の「フィールドシーケンシャル表示+液晶シャッターメガネ」で立体視するオプションが ありましたが、当時のテレビはもちろんアナログの60Hzインターレース⇒片目は1秒30コマなのでやたらチラチラしてかつ暗くて、3D専用ソフトも少なく全く普及しませんでした(私は持っていましたが)。 そんな失敗体験からか、PCゲームが徐々に3D対応が増えても、昨年からソニーがプレステ3用ゲームの3D対応を発表しても、ユーザーから「Wiiこそ3Dになって欲しい」 という要望が強くなっても否定的な感じの対応をしていました。
しかしここにきてやはり「3Dに乗り遅れてはまずいので取敢えず来年発売と発表してしまおう」との決断に至ったのでしょうか?
さて、プレスリリースを見ても全く詳細が分かりません。
手で持って使うDSには、少しの目線のズレで立体感が逆になったり2重像になってしまう「視差バリア方式」は使えないと思います。
だとすると、安価に仕上げるとしたら「レンチキュラー方式」ですが2Dで遊ぶ時にはレンチキュラーレンズが邪魔で相応しくありません。
ま、絵そのものはゲームなので実写のような精密な3D再現性は必要なく、カキワリ風でも奥行きと飛び出しが派手ならOKだし、既存2Dゲームソフトの正規3D化も 擬似3D化でもあまり文句は出ないように思いますので、「全て3D表示になる3D専用」でも問題ないとは思います。

さて、レンチキュラーレンズを使うことは同じですが、バンダイナムコが2008年に『フラクショナル・ビュー・メソッド』という独自開発の方法で裸眼立体視ゲームのデモを行っています。 これは左右両眼の視差を利用した3Dではなく、本当にモニター表面から数ミリ手前で映像が結像するので目線をずらしても立体感が逆になったり2重に見えたりしないし、 横から見ると何となくその方向からの映像が見えるというホログラフのような物凄い技術なのですが、それに使ったレンチキュラーシートは東急ハンズで2千円程度だったそうで、 総開発費は約6万円とのこと。ただし問題は他の方式に比べて立体感がまだ非常に小さいこと。 もう少し立体感、特に奥行き方向が強化されれば飛び出しは数ミリでも小さな画面ならば十分迫力あるゲーム世界が出来そうです。
「2010年は3D普及元年」⇒「3Dは楽しいけど3Dメガネがうざいと思う人が増加」⇒「今まではダメだと思われていた裸眼で高画質な3Dが見られるモニターへのニーズが高まってくる」という流れになると思います。

【補足情報】2010年3月24日
各メディアにフォロー情報が報じられました。それによると『使用する3Dパネルはシャープ製の新しいスティックタッチ対応の視差バリアパネル』で 「3次元的な操作ができるスティック」が売り物になるようです(元記事は"ENGADGET JAPAN"から)。 3D携帯電話au-KDDI/日立Wooo H001は手持ちでは立体感がブレブレで結構シンドかったですが、この3DのDSは机の上においてジックリとプレイすることを想定しているのでしょうか? ともあれ、インターネットとの親和性もある携帯ゲーム機が3D化されていくことは、3D周辺ビジネスの拡大にかなり影響してくると思います。
その一例として、3D描画エンジンソフトで既に各社の携帯電話に搭載されて4億台以上生産されている「MascotCapsule(マスコットカプセル)」を開発した日本のベンチャー企業 「株式会社エイチアイ」(1989年に有限会社からスタート)の株価が本日現在ストップ高になっています(元記事は"3D3D.jp"のヘッドラインニュースから)。 3Dは大企業はもとより、中小企業やベンチャー企業に大きなチャンスとなる要素がたくさんある分野ですので、「3Dで見る」デバイスの次は「3Dで撮る」「3Dで遊ぶ」 「3Dで繋がる」分野での製品やサービスが求められてきますので、韓国や中国からの遅れを取り戻すためにも、日本企業や民主党政権はその方向への関心をもっと持って欲しいものです。 とりあえず「デジタル2Dカメラで高画質な3Dを撮れる3Dアナモリフィックレンズ」を世界で最初に発売して欲しいものです。



■ 中華の3Dアナモルフィックレンズ「SLN-828」発売先送り...日本企業よ先に売り出せ!(2010年3月20日)■
 ※元記事は "Inlife-handnet"社のホームページ から

本コラムでは昨年来、既存2Dのハイビジョンカメラに後付して立体写真や立体ムービーを撮影する「3Dアナモルフィックレンズ」の有効性を主張してきたが、 そんな3Dアナモルフィックレンズを当初は2009年12月までに発売すると宣言していた中国の「Inlife-handnet」社の英語版ホームページの「オンラインお問い合わせページ」に、 質問者への回答の形で「2010年12月頃から量産する」と先送りされたことが明らかになりました。 なお、これらの回答文は最近までは「今年の中頃に発売予定」だったものが3月になってこのようなものに書き換えられています。

先送りとなった背景を推測すると、工作精度は求められるものの単に6個のプリズムを組み合わせただけの3Dアナモルフィックレンズでは高い価格を付けられないし 利益も小さいので後回しにし、パナソニック、ソニー、サムスン、LGの3Dテレビが店頭に出揃う6月に利益率の高い3Dデジカメ(中国国内では3万円台)と 3Dムービーカメラ(価格情報なし)を発売するために生産体勢を集中させるつもりのように思えます。(写真参照)
1980年代バブル期の日本では村西監督とクリスタル映像やその後の高橋ガナリ社長時代のソフトオンデマンド(SOD)の急成長といった「AV産業興隆」の時代がありましたが、 今の中国ではそれを10倍派手にしたような感じで1億人近いお金持ち層が3Dテレビや3Dで撮れるカメラに注目していますし、なんと共産党一党独裁の国なのに 「カラミのない芸術的なものや単体グラビアなら女性の性器露出OK」と日本よりも開放されているので、プロにもアマチュアにも3Dカメラへのニーズが高いわけですね。

ま、今年の夏頃までにドイツのベンチャー企業や日本の3D専門会社からも低画質な3Dトイカメラが2万円程度で発売されますが、それらは2世代か3世代前の携帯電話用 カメラユニットを使っているらしいので今時SD画質ムービーとか200万画素静止画といったスペックでは、3Dテレビで見るのは論外だしYouTube 3Dへのアップ専用としてもスペックが低すぎて 話にならないのと比べると、一応は1280x720pのスタンダードハイビジョンで撮影できるInlife-handnet社の3Dデジカメと3Dムービーカメラは魅力的ではありますが、 所詮はステレオベース固定で1280x720pなので、編集で視差調整を行ってトリミング(クロッピング)すると、1280x720のサイズも確保できないわけだし、 2つの映像素子とレンズユニットの制御にもInlife-handnet社の技術では不安があるので、 私的には機械的な問題が無く、ソニーなりパナソニックなりキャノンのフルハイビジョン・カメラに取り付けて左右完全シンクロした映像が 撮れる3Dアナモルフィックレンズの方が、たとえ横方向の解像度が半分になっても総合的な画質はカメラ本体の性能に依存するので圧倒的に良いはずだし、 BS11やスカパーや海外の3D放送局が採用する「フルハイビジョンを横50%に圧縮したサイドバイサイド」と同じ解像度で撮れるし(クロップすると数パーセント小さくなるが)、 動きの激しい子供やペットやAVの見せ所の3D撮影に向いているスーパースロー(なめらかスロー)などのカメラ側に内蔵された機能も使えるので1日でも早く欲しいわけです。

さて、パナソニック、ソニーといった大企業だけが3Dテレビで脚光を浴び株価も上昇している日本ですが、今やマイナー企業になってしまったとは言え優れたレンズ 製造技術を有する老舗の光学機器メーカーが日本にはたくさんあるのですから、どこかが中国よりも先に3Dアナモルフィックレンズを発売してくれないでしょうか... デジカメやムービーカメラに比べて開発費ははるかに小額で済むし、40年前から現在もなお販売されているペンタックスのステレオアダプターのように、 一度開発してしまえば長寿命製品になるはずだし...
3D普及前の現時点では、日本でも世界市場でも中途半端な3D専用カメラよりも、普段は2Dのフルハイビジョンカメラとして使えて、3Dで撮りたいときのみ 3Dアナモルフィックレンズを付ければOKといった汎用性の方がニーズは多いと思いますし、それが2万円以下の価格ならば3Dテレビを買う人たちや3Dを始めたい人 たちや既存の3Dマニアには確実に売れると思うのですが...頑張れ日本の光学機器メーカー!



■ AV Watch 読者アンケート結果【3Dについて】 6割以上が自宅鑑賞を所望(2010年3月19日)■
 ※元記事は "AV Watch" から

"AV Watch"の閲覧者を対象に2010年3月11日〜3月18日に行われた3Dに対するアンケート結果が発表されました。
なお、回答数はわずか411名ですので、どこまで一般人の感覚を反映しているかは疑問ですが、ある程度AV機器に関心のある人たちの感覚として参考になるとは思います。

ともあれ、3Dテレビや3D対応ブルーレイプレーヤーの「価格」に対する回答結果については、現在アメリカでサムスンに対抗するために「最初から50%割引き」で 3Dテレビと3D対応ブルーレイプレーヤーをセットで売り出して売り切れ状態のパナソニックは、この回答を真摯に受け止めて日本国内の顧客に対しても安くして欲しいものです(ま、日本企業自身も アメリカと中国が主戦場で、既に日本のマーケットに対してはあまり重要視していないという悲しい現実がありますが)。

3Dコンテンツ制作者として気になる「問5 今後期待する3Dコンテンツは?(3個まで複数回答可)」については現時点では妥当な回答だと思いますが、スタジオ撮りの出来ない スポーツはよほどしっかりした撮影機材と撮影クルーでないとメチャクチャ見辛い疲れる絵になってしまうことをまだ一般人は分かっていないようですね。
また、本来3Dに非常に向いている「音楽」のランクが低いのも、まだ一般人が3Dのことをよく分かっていないことの現われのように思います。スタジオ撮りやクラブなどでの ライブなら3Dによる臨場感を最高に活かせるし、そうなると音声も5.1chで聞きたくなるのでそちらも売れるようになると思うのですが...
なお、私的には「3D映画」はやはり劇場スクリーンサイズで見るべきだと思っているのですが、実際にパナソニックやソニーの50インチ以上の3DテレビでフルHDの3D映画ソフトを まるまる1本見たわけではないので現時点では結論は出せません。

アダルトについては、これも草食系男子と2Dオタ童貞男子が激増してしまった現在の日本では妥当な第5位だと思います。3Dテレビと3D対応ブルーレイプレーヤーがアメリカ同様の価格で 買えるようになれば、そこそこの購買力と性欲が残っている団塊ジュニア層も買いはじめ、併せて3D版アダルトもニーズが高まってきて、過去の2Dメディアの時と同様に、 本音回答では「映画」「ゲーム」「アダルト」がベスト3になってくると思います。

それと「3Dメガネに対する違和感・拒否反応」はやはり見過ごせないと思います。しかしながら現在の民生用技術レベルでは、10インチ以上のモニターでのハイビジョン画質 の3D映像鑑賞は液晶シャッターメガネなり円偏光メガネなりが必要不可欠であることを啓蒙しないといけないと思いますし、また、ハイビジョンでなくても良いというニーズも 確実にあるのですから、3Dメガネ不要で安価な小型3Dモニターの製品化が必要だと思います。



■ LG電子が高性能クアッドコア搭載3DゲームノートPC「Widebook R590」を発表(2010年3月16日)■

有沢製作所のエクスポール・フィルターを使った台湾Acerの『Aspire 5740D 3D』や同じく台湾のASUSが発売しているNDIVIA 3D Vision完全対応の『ASUS G51J 3D』 に続き、お隣り韓国のLG電子が3月11日にシンガポールで3Dゲーミング・ノートPCとして最高性能を目指した『Widebook R590』を発表し、シンガポールを マーケティング試験場として販売を開始したそうです。価格はSG$2,399.(約15万5千円)。
主なスペックは、モニターはLEDバックライトの1600x900ピクセル、CPUは1.73GHz駆動のIntel Core i7、グラボはNVIDIA GeForce GT230M。

個人的には仕事でデスクトップを使うのがメインなので、ノートPCはもっと手軽に買える価格で、持ち運びにも神経を使わなくて済み、3Dを見るときも楽なAcerのような 7万円台の偏光インターリーブ式のモデルの選択肢が増えて欲しいのですが、その前に、まず日本でも発売してくれなくては話しになりません。

パナソニックやソニー等の3Dテレビにしても有沢製作所のエクスポール技術にしても日本は韓国勢に負けないものを持っているし、ソフトやコンテンツの面では圧倒的に 日本の方が優位なポテンシャルを持っているので、3D関連製品がアメリカと同じ価格で国内発売されれば、不況の日本でもそこそこに売れて、 3Dによる新たなビジネスやコンテンツを生み出す若くて優れた人材が出てくる可能性もあるのに、なぜ日本で発売されないのでしょうか?
まさか、韓国と中華の人たちはマーケットが拡大している3Dコンテンツ分野で勢力を伸ばすために、邪魔な日本人クリエーターをしばらくは「2Dアニメコンテンツ」分野に 留めておこうという魂胆ではないと思いたいのですが...

ともあれ、パナとソニーの3Dテレビが量販店に並んで認知されてくる夏のボーナス商戦ごろから、Acerもその3D景気に乗って『Aspire 5740D 3D』を日本でも 発売してくれることを願っています。




■ NDIVIA が3Dハイビジョンテレビを「NDIVIA 3DTV PLAY」でサポート (2010年3月16日)■
 ※元記事は "3D Vision Blog" から

本コラム2010年3月15日付けで紹介した『サイバーリンク、Blu-ray 3D対応予定の「PowerDVD 10」』は「本来3Dテレビで見る3Dブルーレイをパソコンで見るためのソフト」ですが、 この「NDIVIA 3DTV PLAY」は逆に、「PC用の3Dメディアをハイビジョン3Dテレビで見る」ためのシステム。つまり、アメリカでは新作のほとんどが3D対応となった PC用3Dゲームやネット上に増えている3Dアダルトサイトのコンテンツをハイビジョン3Dテレビの大画面で楽しめるというもの。

既にパナソニックもソニーも、BS11やスカパーが放送する3D放送のデファクト・フォーマットである「横方向を1/2に圧縮したサイドバイサイド」への対応を 表明していますが、アスペクト比16:9のハイビジョンをそのまま横に並べたフォーマットやパソコン接続した時にどのように対応するのかがまだ不明ですが、 この「NDIVIA 3DTV PLAY」の登場で、3Dブルーレイ映画コンテンツ同様に、ネット上の片側フルハイビジョンや1280x720のサイドバイサイド・コンテンツも ハイビジョン3Dテレビで確実に見られるというものです。
ハリウッド発の3Dブルーレイコンテンツは今年の後半からドカドカと発売されるようですが、3D映画が全てブルーレイになったとしても年間30〜50本ぐらいの ペースだと思いますし、その多くはアニメですので大人には物足りなさが否定できないところを、ネット上のアダルト3Dを確実に見られるようになったことで お金持ちや家電好き芸人から広まっていくのでしょう。
ともあれ、これで当3Dエロスの150本近い作品や昨年あたりから新規参入してきた欧米のアダルト3D作品も大画面ハイビジョン3Dテレビで「実物大の立体エロ映像」 として見られる環境が整ったというわけで、あとは「簡単に撮影できる安価なハイビジョン3Dムービーカメラ」が発売されれば、2006年に私が発表した予測どおり ネット上にアダルト3Dコンテンツが急増すると思われますし、再び巨乳系モデルが注目されると思います。

【追加情報】2010.03.16
"AV Watch"にも日本語による簡単な説明が掲載されました(『NVIDIA、PCゲームを大画面TVで楽しめる「3DTV Play」−米国でパナソニックと体験イベントを実施 』
内容的には「3D Vision Blog」を要約したようなものですが、ポイントとしては「.愁侫箸硫然覆39.99ドル」、「既にNDIVIA 3D Visionのユーザーには無料頒布」、 「再生モードは1080/24p、720/60p、720/50pをサポートし、HDMI 1.4/3D対応のテレビで3D立体視が楽しめる」とのこと。
ともあれ、ベンチャーな3D企業には一発当てて儲けよう的な魂胆が見え見えで価格設定も「金持ち向け」な会社や人物が多い中、PC用も3Dテレビ用も液晶メガネに よる3D立体視システムの分野でグラボ老舗のNDIVIAが非常に積極的に「3Dの安価なインフラ整備役を担う」意気込みで頑張っている姿勢が立派ですし、その結果、 今のところ一人勝ち状態ですね。 他にも良心的な意気込みのベンチャーが出てきてさらに競争が激化して「高品質・低価格」な3D製品が増えることを願います。



■ サイバーリンク、Blu-ray 3D対応予定の「PowerDVD 10」 (2010年3月15日)■
 ※元記事は "PC Watch" から

『サイバーリンク株式会社は、Blu-ray Disc/DVD再生ソフト「PowerDVD 10」のダウンロード版を3月24日に発売する。対応OSはWindows XP/Vista/7。 価格は、最上位の「Ultra」が11,800円、上位の「Deluxe」が9,800円、標準の「Standard」が4,900円。UltraとDeluxeにはアップグレード版も用意され、価格はそれぞれ8,800円、6,800円。パッケージ版の価格は後日発表する。 PowerDVD 9からの新機能として、ホームビデオのノイズを軽減する機能や、手ぶれ補正機能、FLVファイルへの対応、再生中のビデオに関するコメントをMoovieLive/Facebook/Twitterに投稿する機能、ビデオのブックマーク機能、タッチUIの最適化、ライトセンサーのサポート(Windows 7のみ)などを追加した。 また、DeluxeとUltraには、製品発売時のバージョンで、2DのDVDビデオを、擬似的に3Dに変換して出力する「TrueTheater 3D」機能を搭載する。 さらに、最上位のUltraのみ、夏以降に発売されるBlu-ray 3Dのタイトル発売にあわせて、「Mark-II」と呼ばれるBlu-ray 3D対応アップデータを無償で提供する。Mark-IIでは、Blu-ray 3D視聴のほか、任意のビデオファイルを3Dに変換して再生する機能も追加される。』

パソコン程度の計算能力とグラフィック性能でリアルタイムに変換する擬似3Dにはあまり期待しない方がよいのと、「PowerDVD 10」で3D再生可能なPCスペックや モニターについては元記事を読んでいただきたいが、私がここで指摘したい点は、「高価な3Dテレビが買えればもちろんベターだが、3Dテレビは買えない人でも 3D映画に限らずひとりで見たいあんな3Dやこんな3Dを自室の安価なパソコンで見たい」というニーズは当然に強いわけで、それを叶える 「パソコン上であらゆる3Dを見るための環境」がこれからどんどん発表されてきます。 既に米国のゲームメーカー各社は、PC用3Dゲームのプラットホームでの覇権をつかむべく積極的に自社のシステムのメリットをPRしています。
2006年頃にIBM研究所が「今後5年ぐらいで普及する新技術」の中で「パソコンやインターネットで3Dが広まる」という予言が現実になりそうです。



■ 3D産業の育成を国策としている中国にまた一歩先を行かれてしまった3Dケータイ電話(2010年3月9日)■
 ※元記事は "China-3d.comのヘッドニュース" から

2ちゃんねるなどを見ていると、3Dデジカメやメガネ不要の3Dフォトフレームは日本のフジフィルムが世界初だと思っている人が多いですが、 3Dデジカメはフジフィルムよりも数年早くアメリカやドイツでも2〜3種類ぐらい製品化されており、最も売れていたのが中国製の双眼鏡型3Dムービーデジカメでしたし、 メガネ不要の3Dフォトフレームも同じく中国が先に製品化して販売していました。
台湾も含めると、nDIVIAの液晶シャッターメガネも、iZ3Dの3Dモニターも、Vuzixのヘッドマウントディスプレーの3D液晶ユニットも、フジフィルムの3Dフォトフレームも 皆、中華圏で開発・製造されていますし、ハリウッドの3Dアニメの多くも、基本部分以外のパートは中国で作画されているようです。
なぜ中国が3D分野で先を行っているかというと、3D関連技術の開発とそれによる産業の育成を「国策」のひとつとしてサポートしているらしく、国策ファンドからの資金融資や 税制上の優遇などがあるようです。
さてそんな中国から、日本や韓国の3Dケータイ電話よりも1歩先を行く3Dケータイ電話『TELSDA T059』が開発されたようです。
元記事が中国語なので詳しいことは分かりませんが、
.瓮ネ不要の2.8インチ視差バリア3D液晶モニターを搭載
内臓のステレオカメラは130万画素
タッチパネルによる手書き入力対応
ぅ侫襯汽ぅ今械張燹璽咫爾鬚海裡械跳搬單渡値僂房動的にフォーマット変換してダウンロードするサービスも提供
セ1討任る3Dムービーのサイズは352×288ピクセル(携帯電話用ムービーフォーマットでは最大らしい)
Α岼汰官薪召里燭瓩離▲襯魁璽詛仕抔―丱札鵐機次彳眤
最後のアルコール濃度検出センサーは、酔っ払い運転の検問でハーっと息を吹きかけてチェックするのと同じような機能で、さすが米国を抜いて新車販売台数世界一 となった中国ならではといった感じですが、アルコールセンサーを使う前に「飲んだら運転しない」のが基本でしょう、どうなの中国人の方々? (ま、日産などもクルマに同様のアルコールセンサー機能を付けて法定濃度以上だとエンジンが掛からないようなシステムを準備しているようなので似たりよったいか)
ムービーの記録サイズがYouTube 3Dに対しても小さすぎる気がするのと、カメラ部のステレオベースが狭い点、画素数が今時チープすぎる130万画素であることから、 既に2年ぐらい前に韓国で発売されたサムソンの3Dケータイのカメラ部がベースなのかもしれません。(韓国ではこの3Dカメラユニットを使った1万円程度の安価な 3Dトイデジカメの計画もあった)
各機能的にはどれも画期的ではなく単に「今ある機能のいいとこ取り」した感じ(昔の日本の電化製品のように)ですが、 ともあれ、現在の中国のバブル経済が崩壊するまでの間は、3D関連分野のオモシロ新製品は中国から出てきそうです。



■ ソニー、3D対応「BRAVIA」を6月10日発売。60型も−LED、デザインも訴求。最高画質モデルなど3シリーズ(2010年3月9日)■
 ※元記事は "ソニーのプレス・リリースページ" 及び "AV Watch" から

事前の噂どおり、本日ソニーから、3D液晶ブラビアのラインナップと発売日が発表されました。
私が思っていた以上に幅広いラインナップですし、プレステ3の3D対応ファームアップや3Dゲームも合わせて実施・発売するようです。
さらに、オリジナル映像の改変につながると著作権上の問題が噂されていた「2D⇒3D擬似立体変換」も実装されるようです(ま、昨年春モデルのau-KDDIの立体携帯電話Wooo H001も搭載していましたしね)。
また、既に3D実験放送を2年ほど前から行っているBS11や今後本格的に3D放送を開始するスカパーなどで実質的デファクトな3D放送用フォーマットである 「サイドバイサイド」や「トップアンドボトム」形式にも対応するそうですので、サイドバイサイドを採用している3Dエロスをそのまま見られそうです。
ともあれ、昨年1月開催のCESでは、ソニーは有沢製作所のエクスポール・フィルターを貼った偏光インターリーブ方式の3D対応ブラビアを正式にブースに並べていたので、 3Dマニアの間では「3Dテレビはパナソニックや三菱などのフィールドシーケンシャル+液晶シャッターメガネ方式とソニーや日本ビクターなどの偏光インターリーブ+ 円偏光メガネ方式の2方式になって、ベータ対VHSの悪夢の再現か」と思われていたのが、わずか1年間で、ソニーもフィールドシーケンシャル+液晶シャッターメガネ方式 へと規格を180度変更し、3D最適化へ液晶パネルとメガネを進化させて実際に商品にしてしまうのですから、大メーカーの力量ってやはり凄いと思います。
さて、既にテレビ産業では世界制覇を果たしている韓国サムスンやLGも今年の夏から地デジ完全移行までの間の「3Dテレビ激戦の1年間」に日本市場にも3Dテレビを投入してくるのでしょうか? はたまた有沢製作所が公言している「エクスポール方式でのフルハイビジョン対応」による製品もこの1年間の勝負どころに登場するのでしょうか? ソフト面では低迷するアダルト業界が3Dで巻き返してくるのでしょうか?既に受注が爆発的に増えていると言われている「2D⇒3D変換」業者がビジネスとして大化けするのでしょうか? さらには「眼からウロコ」的な発想で製品化が進められていると噂の超安価なPC用裸眼3Dモニターも発売されるのでしょうか?とにかく3Dマニアには刺激的な1年間になりそうです。



■ Acerの3Dノートがアップグレード!日本ではこのモデルが発売されるのでしょうか?(2010年3月3日)■

怒涛の勢いで3D関連情報を分かりやすく発信している「3D Vision Blog」に3月2日付けでこの情報が載っていたのでエイサーのサイトでも確認しました。
ニューモデル『Aspire 5740D 3D』になっての主な変更は、
。達丕佞モバイル・ペンティアムからCore-i7-620Mに強化
▲哀薀侫ックカードがMobile Intel GL40 Express チップセットからATI Mobility Radeon HD 5650に強化
3D鑑賞ソフトとして正式にTriDef 3D Suite がバンドルされた
ことのようです。

モニター自体の解像度は変わらず、LEDバックライトによる1366×768ピクセルで既報のとおり有沢製作所のエクスポール・フィルターによる偏光インターリーブ方式です。
CPUとグラフィックが強化されたことで、3Dゲームのプレイがより快適になったようです。
日本では従来モデル『Aspire 5783Z 3D』(米国での発売時価格は約700ドル)は発売されませんでしたが、このモデルは4月のパナソニックからの3Dテレビ発売の勢いに 合わせて是非日本でも発売して欲しいものです。
さて、「3D Vision Blog」には、従来機『Aspire 5783Z 3D』を買った人からイチャモンが書き込まれています。イチャモンのポイントは、
。横張痢璽箸抜靄楡能を比べて値段が高すぎる。同様の基本性能なら200ドル+ぐらいだ。
購入後2ヶ月で価格が20%も下落してしまった(⇒ということは今米国では560ドル程度=約5万円で買えるの!だったら従来機で良いから私は欲しいぞ!)
N箋僖侫.鵑うるさい
い世ら買わないほうが良い
といった内容ですが、ブログ管理人のBloodyさんは「他の3D製品と比べたらメチャ安いぞ」「偏光インターリーブ方式なのでnDIVIA 3D Visionなどの液晶シャッターメガネ 方式と比べたら縦の解像度が半分だが、液晶シャッターメガネ対応のASUSの120Hzモニター搭載ノートの半額というコストパフォーマンスを考えたらどうなのよ」 みたいな反論を述べています。
さて、日本でもこのニューモデルが発売されたら、過去の3Dデバイスの価格と性能を知らない多くの3Dニューカマーは、上記クレーマーと同じように 「フツーのノートPCに比べて高すぎる」といった文句が最初に出そうですが、3Dも見られるノートPCとしては、どうせノートPCでフルハイビジョンに 拘ってもあまり意味は無いのですから、「偏光インターリーブ方式」が現状では最も使い勝手が良い方式だと私は思いますし、7万円台で日本でも発売されたら私は 間違いなく買って、撮影現場やプレゼンに持ち込むと思います。 何と言っても「円偏光メガネ」は安くて(映画館等でもらった円偏光メガネも使えるし)軽くて明るいし、A4ノートPC用バッグの予備バッテリー収納スペースに 常時5個ぐらい入れて持ち歩けますが、nDIVIA 3D Visonの液晶メガネではそうはいかないし、コンテンツのプレゼン用にメガネを最低3台買ったらそれだけで6万円掛かるし、 液晶シャッターメガネが壊れる可能性やバッテリー充電の問題もありますからね。Acerは「YoiuTube 3Dを直接立体で見られる」「メガネが安くて携帯に便利」 「オール・イン・ワンなので最も手軽に3Dを楽しめる」点をもっとアピールすべきだと思います。



■ Samsung、46/55型の3D液晶テレビを韓国で発売−世界初の「3D LED TV」をアピール(2010年2月25日発表)■
 ※元記事は "AV Watch"から

『Samsungは、韓国で3D対応の液晶テレビ「3D LED TV 7000/8000シリーズ」を発売した。価格は7000シリーズの46型が約420万ウォン、55型が約580万ウォン。8000シリーズの46型が約450万ウォン、55型が約610万ウォン。 LEDバックライトを採用した3D対応の液晶テレビで、Samsungでは「世界初の3D LED TV」としている。いずれもフルHDの3Dパネルを採用したほか、専用の映像エンジンやバックライトなどにより、3D対応を実現。2D映像の3Dリアルタイム変換機能も備えている。 メガネはフレームシーケンシャル方式で、クロストーク軽減や軽量化などに注力。テレビ部の厚みは8000シリーズが23.9mm、7000シリーズが26.5mmで、2010年上半期には厚さ10mm以下の上位モデル9000シリーズも発売予定。DLNAなどのネットワーク機能も備えている。』

本件に関する2ちゃんねる上のスレッドは既に2月26日には1000件を超えて過去ログ入りになってしまいましたが、カキコのほとんどは3Dテレビそのものよりもいつもどおり 韓国vs.日本のなじり合いみたいな低レベルなものばかりで意味無し。このように日韓それぞれのメジャーメーカー(世界市場ではとっくに韓国勢が圧倒的に強いが)から 3Dテレビが発売されると言う状況を新たなビジネスチャンスとしてコンテンツやコミュニケーションや教育などのビジネスに活かそうといった前向きで具体的で幅広い アイデアが出て来ない2ちゃんねらーって、どうなの...

さてさて、このままの形で日本でも発売されるかは不明と言うか、役所の利権の塊と悪評高い「B-CASカード」や「擬似立体の著作権上の問題」などからそのままでは 発売できないと思いますが、今年のボーナス時期にはパナソニックやソニーと共に日本仕様のものが家電量販店に並んで欲しいものです。



■ オリンパスVC、液晶シャッターメガネ単品発売開始、ただし...(2010年2月27日)■

既報のとおり、BenQの75Hz駆動フルHDモニターとのセット販売を中止したオリンパス・ビジュアルコミュニケーションズの「3D立体視聴キット」ですが、2010年2月24日付けで モニターを別売りとした液晶シャッターメガネの単品販売を開始しました。
しかし、単品販売が発表された2月24日に見たときには価格が「10,800円」(送料600円)でしたが、本日この記事を書くために見直したら何と「14,800円」(送料600円)になっています。
オリンパス内で価格設定に色々と議論があったのでしょう。

現在競合するnDIVIAのワイヤレスかつステレオスコピック・プレーヤーなどの再生ソフトやフジフィルム製3Dデジカメで撮影したファイルをネイティブに再生できる ソフトを同梱し、さらにはnDIVIA 3D Vision対応をうたった120Hz液晶モニターや3Dゲームが増えていることや将来の3D映画配信への対応などを表明している今や世界標準ともいえる 3D Visionのメガネ単体の販売価格が「19,800円」であることを考えると、その差5,000円では、3Dに興味を持っている多くの人は迷わずnDIVIA 3D Visionを買ってしまうと 思われるので、マーケティング的にはかなり厳しいように思います。
もちろんオリンパスの3D立体視聴キットは、nDIVIAと違ってグラフィックカードはnDIVIA以外でもOKですしOSもWindows XPで動くと言うメリットがあるので、 数年前のパソコンというかWindows XPのままの環境が好きな私のような人が、モニターを買い替えるついでに3D立体視聴キットを買えばすぐに既存の「立体写真」と 「立体ムービー」は見られるので、グラボとOSの費用を考えると非nDIVIA製グラボ及びWindows XPユーザーにとっては導入コストは一番安いのですが、 フルHDの120Hzモニターに買い替え、かつこれから3D環境を整えようとしている人でパソコン自体はWindows XPに固執し、3Dゲームには興味が無い人からのニーズって どれくらいあるのでしょうか。 おそらくそんなニーズは多くは無いので、製造・販売コストを割らないために販売価格を「14,800円」と高く設定せざるを得なかったのかもしれません。 現在のような先の見えない状況下では、3D関連商品の価格設定って本当に難しいと思います。具体的な3D放送や3Dコンテンツがまだ無い「3Dテレビ」だけでは 50年前の「街頭テレビで力道山のプロレスや巨人・阪神戦の中継放送」よりも購買意欲刺激は低く、やはり「フジフィルムのような低画質ではないハイビジョン画質の安価な 3Dデジカメ発売」とそれで撮られたものがどんどん「YouTube 3D」に投稿されて世界中で「パソコン環境でも綺麗に3Dが見られる」ことが一般的に認知されてこないと、 3D関連商品はなかなか売れはじめないと思います。



■ MSI、3D表示対応のフルHDオールインワン Wind Top をCeBITで公開(2010年2月24日)■
 ※元記事は "engadget 日本版"から

『3月2日からのCeBITに先駆けて、MSI がオールインワンPCの製品ラインナップを先行発表しています。型番なしのフラッグシップとして挙げられているのは、 リフレッシュレート120HzのフルHDディスプレイで3D表示に対応した24インチモデル。画面はタッチ操作にも対応し、プロセッサはIntel Coreシリーズを採用します。 そのほか既発表も含めて言及されているのは、マルチタッチ対応でCore i3/i5/i7 シリーズを載せた24インチモデル Wind Top AE2420、22インチモデルWind Top AE2280。 ビジネスユーザー向けにエコフレンドリーをうたった19 - 20 インチモデルWind Top AP1920/AE1920。24インチで10w x2, 22インチで5w x2のHi-Fi スピーカーを載せた プレミアムサウンドモデル Wind Top AE2280, AE2260, AE2220, AE2400, AE2420など。』 ⇒ MSiの製品情報元記事はコチラ(英文)

3D対応パソコンはノート型が先行しており、昨年10月発売の台湾Acer製偏光インターリーブ方式(フィルターは有沢製作所製)の「Aspire 5738DG」(約7万円だが日本未発売。 解像度は1366x768で3D表示時は縦方向は半分の384ピクセル)と、同じくアメリカでは昨年末に発売されたらしい台湾ASUS製120Hzモニター搭載でnDIVIA 3D Vision対応の 「ASUS G51J 3D」(解像度は1366x768)、さらには2010年第二四半期ごろからDELLやHPなども120Hzモニター搭載のnDIVIA 3D Vision対応ノートパソコンを発売するようですが、 デスクトップ・パソコンとして最初から「3D対応」のものは今までありませんでした。が、今後フルHDで120Hzな3D対応モニターを最初から構成要素としたデスクトップが 増えるのでしょう。もちろん3D対応テレビと同じように、3D不要な人はnDIVIA 3D Visionを買わなければ良いだけのこと。
日本のメジャーメーカーだと、ソニーのVAIO Type Rあたりが3D対応になって、3Dサイバーショットや3Dハンディカムで撮ったものを3D編集し、「3Dブルーレイ」にして 焼けるといったVAIOデスクトップのフラッグシップになるのではないでしょうか。(ノンリニア・ビデオ編集が出来ることがセールスポイントだった初代VAIO Rを私が 買ったときにバンドルされていたビデオ編集ソフトがアドビ・プルミエver1.5あたりのフルバージョンでしたが、将来の3D対応VAIO Rのバンドルソフトが「むっちゃんの ステレオムービーメーカー」ということはないでしょうから、「ソニー製3D映像編集ソフト」にも非常に興味がありますね。)
さて、120Hzモニターがセットされたデスクトップ・パソコンにはなにもnDIVIA 3D Visionだけでなく、オリンパス3D立体視聴キットなり、韓国や台湾や中国が同様の3D液晶シャッターメガネを出してきそうだし、 現在までアメリカで最もポピュラーな液晶シャッターメガネ「ED-Glasses」がアナログ接続からDVI接続にバージョンアップされて使えるようになるかもしれません。 そんな感じで「3D不要な人には高画質な2Dとして、3Dでも見たい人はnDIVIAやその他のメーカーの3D液晶シャッターメガネを買えばOKという、 いわゆる「3DレディーなPC」がジワジワと普及していくのでしょう。



■ パナソニックとLGが3D対応モデル市場戦略をさらに積極化(2010年2月23日)■
 ※元記事は "AV Watch"から

『パナソニック、3Dテレビの出荷計画を発売前に上方修正 −40型台の3D投入も示唆、来年は50型以上はすべて3Dに』(2010年2月22日)、 『LGが語る「超解像」、「3D」などの液晶ディスプレイ戦略 −普及モデルでのIPS採用など、日本ユーザーへ積極訴求も』(2010年2月23日)、さらには3Dコンテンツ制作者の 立場から地道に「見やすい3D」の伝道師的活動を続けているソニーピクチャーエンターテイメント(SPE)に関する 『3Dテレビ、3Dブルーレイの深層部 "気分が悪くなる3D"排除へ無償サービスを提供するSPE 』(2010年2月23日)と、AV Watchは表面的な受け売り情報だけではなく、 真面目に3D関連情報をフォローしていますね。
さて、パナソニックは3Dテレビ発売初年度の日本国内マーケティング予測を「37型以上の大型テレビ市場のうち、約10%を3Dテレビが占めるという観点から50万台規模の市場 を予測したが、主要量販店のなかには、全店舗で3Dテレビと3D対応ブルーレイDIGAを展示したいという声があがるなど想定外の反響となっている。 さらに当社の今後の製品ラインアップの強化や、各社からも3Dテレビが登場することを考えると、来年1〜3月(2010年度第4四半期)には、大型テレビの3割以上を 3Dテレビが占める可能性もある。2010年度は、100万台の市場規模になることを視野に入れたい」と強気の増産計画を発表。
LGも同様に、nDIVIAの3D Vision 対応の120Hzモニターを「攻撃的に」展開するらしいし、気になるパソコンモニターでの3Dブルーレイ・ソフト鑑賞にも対応するらしい。
なお文中不明なのだが「BS11などで採用されているサイドバイサイドや、トップアンドボトムなど他の方式は現時点では対応しない。同社テレビ(グローバルで展開)では、 2010年度の第2四半期中に各方式に対応した3D対応モデルを発売する予定で、PCディスプレイについても「上半期中には方向性を出す」とのこと」。 (nDIVIA 3D Vision同梱のピクチャービューアーやステレオスコピック・プレーヤーは最初からサイドバイサイドに対応しているし...)
ともあれ、全ての映像が3Dになるのは50年後ぐらい先の時代だと思いますが、それまでの間、お金持ちは約60〜70万円コースで「大型3Dテレビと3D対応ブルーレイ プレーヤーとPS3にさらにスカパーなどの有料3D放送に加入して幅広く3Dコンテンツを楽しみ」、 フツーの人々はパソコンモニターの買い替え時に4〜5万円の費用でHDMI端子付き3D対応モニターにしてそれに19,800円のnDIVIA 3D Visionをくっつけて、もしくは ZALMANの2D/3D兼用モニターでネットやゲームや3D版DVDでそこそこに3Dを楽しみ、 経済的にそれも出来ない人々や3Dという付加価値を見出せない人々はいつまでも「3Dなんてイラネー」とつぶやき続けるといった3D格差社会が形成されそうです。



■ アーケード版3D「メタルギア・アーケード」ようやくお披露目(2010年2月20日)■
 ※元記事は "Game Watch"から

昨年末までに営業開始の予定だったコナミのアーケード版3Dゲーム「メタルギア・アーケード」が本日まで幕張メッセで開催されていた「AOU2010」にようやくお披露目されました。
3D方式はコナミのスペシャルサイトを見ても不明です。
もちろん3Dで見えない人や酔ったりする「3D苦手」な人のためにスイッチひとつで通常の2Dとしてプレイできるとのこと。
音声は5.1ch。かなりの臨場感で戦闘体験できるらしい。
対戦システムなどゲームの特性についての解説は本コラムの趣旨ではないので興味のある方は上記のスペシャルサイトをご覧いただきたいが、大型モニターで3Dの魅力を 身近に体験してもらえる場として、今後どんどん魅力的な3D対応のアーケードゲームが増えて欲しいと思います。

さて、本コラムでは前々から書いているとおり『日本でPCゲームと言えば18禁の二次元エローゲーが主流で3Dはどこも作ろうともしない』のですが、 アクションPCゲームが主流のアメリカでは3D対応ゲームがどんどん増えているようで、「3D Vision Blog」には新しい3D対応ゲームのプレビューの載る頻度が多くなっています。
元々「二次元」ではなく3Dポリゴンによるゲームが多い米国では、それに視差を付けた立体出力は簡単なのでお手軽に3D対応版を作れるのでしょう。ただし、その全てが 開発段階から十分に3D効果を考えたものではない場合も多いので、全てが2Dでプレイするよりも3Dの方が良いかどうかは分かりません。
ちなみに既に既報ですが、『アバター』PC版は従来のようなPC側のグラフィックカードに依存した3Dではなく、ゲーム側に「アナグリフ」「フレームシーケンシャル」 「インターリーブ」の各出力モードがあり、例えばZALMANモニターを持っている人ならnDIVIAのグラフィックカード以外のPCでもそのまま立体プレイが出来るようになっており、 今後、同様の方式の3D対応ゲームが増えると思われます。



■ 一般サイトに手作り3Dカメラの記事が載るような時代になった(2010年2月18日)■
 ※元記事は "Engadget Japan"から

キャノンの特定のデジカメ2台をほぼ完璧にシャッター同期させるフリーソフト「SDM(ステレオ・データ・メーカー)」のメーリングリスト(英語)に私は登録しているのですが、 本日、メンバーさんから「パナソニックの3Dムービーカムは良いけれど2万ドルでは買えないよね。Weber State Universityが200ドルで出来るこんなステレオ ムービーカムを提案しているよ」みたいな書き込みがありましたが、なんと、元記事がEngadget Japanにも載りました。
今までこの手の情報は、日本では「STEREOeYe」の掲示板ぐらいにしか載らなかったのですが、ついに一般向けサイトにまで手作り3Dカメラの情報が掲載される時代になった ことに感慨深いものがあります。

さて、コダックZx1を使ったステレオムービーカムは、実は既に半年近く前に日本でも試した人が居るくらいで新しい情報ではありません。また、コダックZx1は 1280x720ピクセルで60コマ/秒のプログレッシブ録画が出来るのですが、残念ながら日本では買えません。 e-Bayや米国AMAZONルートでも何故か「米国のみ販売」が多く、香港のディーラーを通じて買うのが送料などを含めた総額で最も安いのですが、 私は既にコダックZx1は選択候補から外しています。その理由は、「マクロ域が撮れない」からです。最短撮影距離が1.5mぐらいなので、スナップ3D撮影には良いのですが、 モデルに近寄ったエロな撮影には使えないのです。

そこで現在、3Dマニアが注目している安価なハイビジョンカメラのひとつに、最短撮影距離が50cmで明るい所ならば被写界深度によって20cmぐらいまでピントが合う 「GoPro HD」があります。
この「GoPro HD」は30コマ/秒のフルハイビジョンでも撮れますが、コダックZx1同様に左右のフレーム合わせに有効な1280x720x60pでも撮れて、かつ、 標準装備の防水ケースにはセミフィッシュアイレンズも付いているという優れものです。
ただし、背面の液晶モニターはオプションで2010年2月現在もまだリリースされていませんが、それを付けても2台で700ドルぐらいです。
さらに「GoPro HD」にはヘッドストラップマウントもあり、それを少し改造して、2台を男優の額に載せて撮影すれば、「男優の見たまま目線で超リアルな3Dポルノが撮れる」 わけで、私はそのプランを数週間前に「3D Vision Blog」に投稿しましたが、ドイツの3Dポルノサイト「Adult4D」のウェブマスターなどから「それはグッドアイデアだ」と 盛り上がられています。 男優は両手が使えるし、お風呂場とか貸切りプールとかで濡れながらでもモデルを追っかけてパコパコする男優目線の撮影が出来てしまうし、素人でも簡単に 超臨場感な3Dポルノが撮れるし、男優自身の顔は映らないので顔を晒したくない素人男優にとってはいいこと尽くめなわけです。
しかし3Dムービーのキモはやはり「左右のフレーム同期」なので、60コマ/秒=左右の最大ズレは1/120秒で目立たないとは言え、あくまでも手作り3Dムービーのレベルでしか ありません。いわゆる料金も安いアダルトサイトから発信するダウンロードコンテンツならOKですが、本格的なDVDやブルーレイなどの商用コンテンツとして使うのであれば、 水場での撮影とか男優目線が必要なシーンに限定して、他はゲンロック付き業務用ハイビジョンカメラなり、1台で3D撮影可能なアナモルフィックレンズが発売されるの を待つことになります。

【写真説明】右の写真は「GoProHD」を防水ケースから外して透明アクリル板に両面テープで固定し、手ブレ防止のスタビライザーを 付けてテストを行っている人のサイトから拝借し、それにGoPro HDのカタログから防水ケースに入ったノーマルな状態の写真を合成しました。



■ 引きずりこまれる臨場感!...スタバ斉藤の3Dビエラ体験レポート(2010年2月17日)■
 ※元記事は "AV Watchの広告連動記事"から

この元記事は、あくまでもパナソニックが仕掛けた広告ですので、その点を認識した上で読んでいただきたいが、私ら3Dコンテンツ制作者が「別の空間がそこにある」とか 「2Dとは被写体の質感のリアリティーさがまるで違う」とか言っても言葉も下手だしニュアンスが伝わらないと思うのですが、スタバ斉藤氏は、私が言いたいことを非常に 的確に表現してくれているので、このレポートを参考にして欲しいと思います。
しかし、パナの3Dメガネのデザインは痛いな〜。アメリカではカッコ悪い3Dメガネの形容としてディズニーキャラの「グーフィーみたいな」っていう言葉がよく使われ ますが、パナのメガネもそう言われそうです。もっとクールなデザインに出来なかったものでしょうか...使い捨てのボタン電池というのも今時エコじゃないし...

ちなみに、私が21世紀になって再び3Dにハマったきっかけを作ったのがスタバ斉藤氏が『週刊アスキー』に連載していた「物欲番長」でのI.O.DATAのPLAY3DPCのレポート(確か 2001年だったと思う)を読んだことでした。
もちろんそれ以前から、韓国製の「VR Joy」という3D液晶シャッターメガネや、さらに遡れば初代ファミコンにオプションだった液晶シャッターメガネ なども持っていましたが、アナログテレビ用はチラツキが半端無く酷いし解像度も低いし、CRT用も当時は高速で1画面をまるまる切り替える「ページフリッピング」が 私のパソコンでは出来なかったので、立体写真にインターレースの横線が見えてしまうといった低画質なものでしたが、PLAY3DPCとnDIVIAの安いグラフィックカードと ステレオドライバーでページフリッピングが出来るようになり、そのシステムで見た3Dは、まさに現在、3Dビエラや3Dブラビアで立体映像を見て衝撃を受けている人々と 同じような衝撃を受け、自分でも3Dコンテンツを作りたいと思うようになったわけです。
しかしながら、パソコンモニターは劇的な速度でCRTから液晶モニターの時代に変わってしまい、3D液晶シャッターメガネは当時の液晶モニターの応答速度では使えないため、 普及する前に忘れられてしまいました(PLAY3DPCの最後のセールでは何と2,980円でI.O.DATAのネットショップから投売りされていました)。
今回の3Dテレビ主導のブームと違って、当時は「既存のパソコンにnDIVIAのグラボとI.O.DATAの3Dメガネの合計1〜2万円ほどプラスすれば3Dで見られるようになる」 状況だったので、パソコンモニターのCRT時代がもっと続いていれば、3Dはもっと早く普及したかもしれません。
ともあれ、経済的に3Dビエラは買えなくても、これからパソコンモニターを買い換える人は、絶対に120Hz駆動以上でnDIVA 3D Vision対応のものを買っておいた方が 良いと思います(日本で買える機種は限られますが)。当然、著作権保護された映画とかデジタルコンテンツを見るにはHDCP対応のモニターが必要ですが、最近のものはほとんどHDCP対応だと思います。




■ そんな有沢製作所がフルハイビジョンXpolで勝負に出そうだ(2010年2月16日)■

NHK新潟放送の夕方のローカルニュースで、特集として3Dが取り上げられ、「アバター」のヒットの要因、3D中心だったラスベガスのCES2010、フジフィルムのFinePix REAL 3Dなどの紹介に加えて、 Xpolフィルター方式の3Dテレビや、そのフィルターを製造している上越市に本社がある有沢製作所についても報道された。(元記事のリンクをクリックするとYouTubeでこのニュースが見られます)

さてここで一度おさらいしておきますが、左右の映像を1ラインずつスライスして「右・左・右・左」と交互に並べて同時に表示し、それをモニター面に貼った特殊なフィルターで左右に分離し、 鑑賞者も特殊な偏光フィルターメガネで「右目には右目用の映像・左目には左目用の映像のみが見える」ようにした3D方式を「偏光インターリーブ式3D」みたいな 呼び方を私はしていますが、その方式自体の特許は確かアメリカの企業が持っていて、フィルターも「μPol(マイクロポール)」の商標で1990年代から製品化されていますが、 有沢製作所は独自の製法でそれを作って「Xpol(エクスポール)」の商標で製品化してきました。

偏光インターリーブ式3Dの利点は、
‐錣忘険Δ留覗が同時に表示されているのでチラツキが全く無い
△修里燭甦磴糧茲譴少ない
1瀛亳メガネは液晶シャッターメガネに比べてはるかに軽く、明るく、安価(液晶シャッターメガネが約2万円に対して円偏光メガネは数百円、使い捨てなら数円)で 電源不要でデザインも自由度が高い

ただし、過去に有沢製作所と組んだ3Dモニターや3Dテレビのプロジェクトは、既報のとおり、I.O.DATAもHyndai ITも上手くいきませんでした。その原因は、 ターゲットを一般消費者とした割りには価格設定が高過ぎたことと、ハードを出しただけでコンテンツなどのソフトに全く力を入れてこなかったことだと思います。
もちろん、自前でコンテンツを作るのはリスクもあるので、I.O.DATAとの時は3DマニアだったI.O.DATAの部長さんが自らレースクィーン・コスプレやビキニ姿のモデルさんを 3Dで撮って製品にオマケCDとして添付したり、Hyndai ITとの時には、AV女優などをモデルに3D撮影した写真集のダウンロード販売をしている カメラマン・清水清太郎氏の「3D NUDE FACTORY」の閲覧件を付けたりしていましたが、一般には全く知られないままでした。
また、ソニーやシャープの液晶テレビをベースにXpolフィルターを貼り、回路も3Dスイッチを押せばサイドバイサイド映像をインターリーブして表示するように改造したものを 独自に販売し、バンダイナムコなどは自社のゲームの3D化のデモに使用したりしていましたし、2008年から試験的に3D放送を始めたBS11もHyndai IT+有沢製作所共同製造 の3Dテレビを唯一推奨し(他には3Dテレビが無かったし)、ソニーも昨年2009年のCESにはソニーブランドとしてXpolフィルター式ブラビアを正式に参考出品したり していましたので、3Dテレビの方式はパナソニックや三菱などの「フレームシーケンシャル+液晶シャッターメガネ方式」とソニーや日本ビクターが採用していた有沢製作所 の「偏光インターリーブXpolフィルター+円偏光メガネ方式」の2方式が並存するのかと思われていましたが、昨年9月にソニーもパナソニックと同じ 「フレームシーケンシャル+液晶シャッターメガネ方式」に急変してしまいました。

なぜテレビメーカー各社が「フレームシーケンシャル+液晶シャッターメガネ方式」を選んだかの理由は、
仝什澆諒亳インターリーブ方式ではフルハイビジョン画質で表示できない
Xpolフィルター自体のコストとそれをピクセル単位で狂い無く貼る技術的なコストが高い
Xpolフィルター方式は立体視できる視聴角度が液晶シャッターメガネ方式より狭い
Xpolフィルター方式は専用の生産ラインが必要となるが、フレームシーケンシャル方式による3D化は既存2Dテレビを高画質化する過程で副産物として出来てしまうこと なので特段3D専用の開発を行なわなくとも出来上がってしまうので製品開発上効率的
なことからでした。

しかし、基本的に一人で見る24インチ程度のパソコン用モニターやさらに小さなノートパソコン用モニターならば視聴角度の問題も無く、フィルターコストも貼り付けコストも 小さい分安くできるので、このコラムで昨年紹介した7万円という低価格のAcer製3D対応ノートパソコン(日本では未発売)にも有沢製Xpolフィルターが採用されたそうです。

さらに今回のNHK新潟放送のインタビューの中で有沢製作所の松広取締役は「Xpolフィルター方式でフルハイビジョン3Dを見せる技術を確立したので近々国際会議の場で 発表する」と述べています。これは、本コラムの1月8日付け記事の文中に私が少しだけ書いた情報にリンクしている重要な機密情報で、米国の某企業が中心に 進めている新しい3Dテレビ方式と関わることで、液晶シャッターメガネ方式に鞍替えしたソニーなどの陣営が将来再び方式を変えるかもしれないビッグな新方式なのですが、 そろそろ情報解禁が近づいてきたのでしょうか。それとも新潟のローカル番組だからこれぐらいは言っちゃっても良いかということだったのでしょうか。あるいは私が入手している 情報とは全く違った技術なのでしょうか。
ともあれ、パナソニックやソニーの「フレームシーケンシャル+液晶シャッターメガネ方式」に対抗する新たなフルハイビジョン3D方式に有沢製作所は勝負を掛けるようですが、 今度こそ「性能が良くて価格は安い」ものとして市場に出して欲しいと願ってやみません。



■ ソニー有機ELテレビ撤退と3D製品価格と市場との関係(2010年2月16日)■
 ※元記事は "「Gigazine」のホームページ"から

2007年12月にソニーが世界初の有機ELテレビとして厚さわずか3mmの「XEL-1」を発売しましたが、国内販売から撤退することが明らかになりました。
元記事によると『「XEL-1」は11インチで約20万円と非常に割高なこともあって、世界累計販売台数は1万台以下にとどまるなど、事業の採算が合わなかったことも、国内撤退を後押ししたもようであるとされています。 』とのこと。
今後ソニーのテレビ戦略は、ブルーレイ3Dのプレーヤー代わりにもなるプレステや、3Dデジカメ、3Dムービーカメラなどを繋げてホーム3Dの中核となる液晶3Dブラビア に集中していくのでしょう。
さて、非常に高画質な有機ELですが、優れた新技術ではありながらもその価格との関係によって市場に受け入れられなかったわけですが、同じように一般向けとして販売され ながら市場に受け入れられなかった3Dモニターに関して振り返ってみると、

■2001年頃発売:I.O.DATAと有沢製作所が共同で製品化した「PLAY3DPC」の液晶モニター用Xpolフィルターキット。
既にネットで検索することも出来ないので当時の正確な価格が分からないが、確かベースとなるI.O.DATA製15インチの液晶モニター(フレームの色が変えられる着せ替えモニター)が5万円ぐらいで、 このXpolフィルターキット(円偏光メガネや擬似立体化ソフト同梱)が6万円ぐらいだったと思う。当時既に液晶モニターがどんどん安くて高画質になりつつあり、売れ筋サイズも 15インチから17インチへと大きくなっていった時期だったので、相対的に非常に割高感が強く、市場から見向きされずに終わってしまった。
■2006年頃発売:Hyndai ITと有沢製作所が共同で製品化したXpolフィルター式22インチPC用液晶モニターで約24万円。特性の異なる2種類のプロトタイプを秋葉原でモニタリング するなど非常にまじめに製品開発を行ったが、同サイズの2Dモニターの4倍以上と言う価格から、さらには2008年初頭にZALMANから現行のZM-M220Wが9万円という低価格で 発売されたことから、全く売れずに消えてしまった。
■2008年8月発売:Hyundai ITと有沢製作所が共同で製品化しビックカメラが販売している「世界初の」Xpolフィルター式3Dテレビ。46インチで348,000円。ベースの液晶テレビはフルハイビジョン なので、先週価格が発表されたパナソニックの3Dビエラに比べて非常に安いが、まだ「3Dテレビ」が無名だった当時は同サイズの2Dテレビよりも10万円以上高かったの で売れていない。また、Xpolフィルターと円偏光メガネによる3D再生方式自体が横の解像度が960ピクセル、縦の解像度が540ピクセルとフルハイビジョン3Dの1/4になってしまう ことや、パソコン接続時の解像度が800x600ピクセルになってしまうことを考えると相対的にコストパフォーマンスが低いことも売れない原因と思われる。

つまり、ハイブリッド車と同じように、その付加価値を理解できない人にとっては、「外観が同じなのに価格が1.5倍以上も高いもの」は売れないということ。
技術者は「この3Dは最新技術で凄く綺麗になっているから、この価格なら安いだろう」と自慢しても、過去の経緯を知らない一般の人々は同サイズの2Dテレビの 価格と比べてしまうので、コンテンツを含めて「外観は同じでも3Dで見れば全く別次元のテレビ」であるという点を上手くアピールしていく必要があると思います。



■ ソニー、国内初のライブコンサートの3D生中継を実施(2010年2月15日)■
 ※元記事は "「PC Watch」のホームページ"から

『ソニーとソニー・ミュージックエンタテインメントは14日、東京・渋谷のSHIBUYA-AXで開催されるライブイベントを、東京・銀座ソニービル8階のOPUS(オーパス)にて、国内では初めてとなる3D生中継するイベントを開催した。
SHIBUYA-AXで開催されたイベントは、ソニー・ミュージックエンタテインメントに所属する清水翔太、AZU、SCANDAL、福原美穂、ONE☆DRAFTの5組のアーティストと、ロッテとソニーミュージックが共同で行なっている「歌のあるガムプロジェクト CM・メジャーデビューコンテスト」でグランプリを獲得したuniverseが出演した「Winternet'10 バレンタイン・スペシャルライブ supported by Ghana」。
ソニーのデジタルカメラシステム「HDC-950」や、マルチフォーマットポータブルカメラ「HDC-1500」各2台を、CCDブロックアダプタと組み合わせ、専用の3Dリグに取り付けて設置した撮影システム5台を使って3D撮影し、銀座の会場に生中継した。』

現在、パナソニックはバンクーバー・オリンピックの会場に近いライブシティにある「パナソニック・パビリオン」で自慢の103インチ・フルHD 3Dプラズマディスプレイ を設置して、オリンピック開会式や競技のハイライト映像、サラ・ブライトマンによるパナソニックのグローバルソング「Shall Be Done」などのプロモーション映像を3D上映 しているが(元記事は「CNET Japan」)、 ソニーも規模は小さいながら、「うちにはコンテンツ源となる音楽会社があるもんね」と言わんばかりの3Dライブを行って見せたようです。
既にソニーの3Dチームは米国のNBAなどでライブ収録の実績を積んでいるので、撮影システム5台!でも難なくこなしてしまうのでしょうし、今後、ソニービルでは同様の デモやイベントが増えると思われます。
ちなみに今回の3Dライブで収録された映像は、3月13日から4月4日まで、ソニービルOPUSで上映されるそうですので、興味のある方は銀座に足を運んではいかがでしょうか。

とにかく、パナもソニーも3D対応テレビとブルーレイプレーヤーを売らなくてはならないので、「3Dテレビ」を意識したプロモーションになるわけですが、 一般家庭にとって今のご時世に3Dのために40万円〜50万円の新たな支出を行う余裕は無いのではないでしょうか。もちろん不況なんて関係ないリッチな階層は常に 存在するわけですが、経済が右肩上がりの1960年代には高額なカラーテレビでも頑張って買ってしまえた時とは時代が違うわけで、一般庶民がもっと3Dを手軽に楽しめる 環境整備が重要ではないでしょうか。例えば、3D対応のVAIOを早期発売すると共にこのようなイベントをインターネットでどんどん3Dで配信するとか。 YouTube3Dに流せば、プロが撮ったプロミュージシャンの3Dライブ映像と言うことで、それを直接立体で見られる世界中のZALMANモニターユーザーが見るのではないでしょうか。

【補足記事】 2010.02.18:PC Watch 本田雅一の週刊MOBILE通信「3D映像によるライブ生中継の舞台裏」
本件ライブ中継の撮影機材、通信システム、上映システム等について非常に詳しくレポートされていますので、興味のある方はお読みください。



■ 神ソフトがまたまた進化した!(2010年2月14日)■

たまたま米国の「3D Vision Blog」を見ていたら、灯台下暗し、世界中の3Dマニアから「神ソフト」として崇められている日本が誇るフリーソフト 「ステレオフォトメーカー(SPM)」や「ステレオムービーメーカー(SMM)」などが2010年2月11日付けでバージョンアップされているのを知りました。

既に昨年のフジフィルム・ファインピックス REAL3D W1 及び V1 発売後に、W1で撮影されたMPOファイルや3D-AVIファイルをサイドバイサイドやアナグリフにコンバートしたり 編集したりできる機能の追加や、既存のサイドバイサイド映像をV1で見るためにコンバートする機能の追加、私的には非常に重宝している「アスペクト比4:3や16:9に よるクロップ機能」の追加など、本来ならばメーカーがきっちりフォローすべき機能も盛り込むなど、 とてもフリーソフトとは思えない非常にありがたいソフトなのですが、今回のバージョンアップで、さらに「nDIVIA 3D Vision」と、少し特殊な「iZ3D」モニターにも対応する ようになったようです(私はまだ未検証ですが)。

むっちゃんさんご自身が「ステレオムービーは撮らないのでよく分からない」とおっしゃっるように、確かに立体写真編集用の「SPM」に比べて立体ムービー編集用の 「SMM」には若干物足りなさを感じます。例えば、SPMと同じように左右を独立して色調整できるようにして欲しいし、左右位置調整用のピクセル移動も1ピクセル単位 にして欲しいと思いますが、それらを差し引いてもフリーソフトでここまで出来るものを作ってくれた「世界のむっちゃんさん」は本当に偉大だと思います。

古くからの3D専門業者からは特殊な3Dカメラや3Dモニター等と同様に、3D編集ソフトもメチャクチャ高額なものが現在も売られていますが、実際の使用レポートも ほとんど無く、その機能を比較することもできませんし、国や医療機関とか放送局とか、お金のあるところのみを販売対象にしているような感じで個人的には「NO」なの ですが、3D普及のためのインフラの充実として、むっちゃんさんの貢献やオリンパスVCによる「OLYMPUS POWER3D Media Player」の無償化の姿勢は本当に素晴らしいと 思います。



■ オリンパスビジュアルコミュニケーションズが動きそうだ!(2010年2月13日)■

この「3D鑑賞方法」解説ページ並びに当コラムでは、オリンパスビジュアルコミュニケーションズ(以下、オリンパスVC)が開発・販売している独自の画面センサーを 使って3D液晶シャッターメガネを同期させる「3D立体視聴キット」と付属するフリーソフト「OLYMPUS POWER3D Media Player」を推奨しているが、 セットされるBenQのフルハイビジョンモニターが75Hz駆動のため、チラツキや残像が気になることを指摘してきました。
そして最近では、DELLから120Hz駆動のフルハイビジョンモニターが国内発売されたことを報じた1月8日、さらに1月12日付けでは、CES2010でモニターメジャーメーカー4社 からも120Hz駆動モニターが発表されたことを報じてオリンパスVCの「3D立体視聴キット」の組み合わせモニターの変更とメガネ単体売りを提言してきましたが、 それをオリンパスVC関係者が読んでいただいたかどうかは別として、オリンパスVCのサイトでは1月25日付けで従来のBenQ製75Hzモニターとの組み合わせ販売を中止したことが告知されました。

表向きは「好評につき在庫切れとなり、受注を一旦停止しました」とのことですが、DELLなどからの120Hzモニターの発売と時期的にあまりにもピッタンコな時期ですので、 『次期3D立体視聴キットは120Hzモニターとの組み合わせになるな』と感じているのは私だけではないはず。

さて、折角新たに発売するのであれば、
 ・画面センサーをもっと小型化して欲しい
 ・画面センサーを両面テープで貼るのではなくクリップ式にして欲しい
と強く願います。
従来品を実際に使ってみると、やはり画面センサーがかなり邪魔なことと、モニターのフレームがマット仕上げの場合はセンサーを外したときに両面テープの糊が残って 汚くなってしまうからです。

以上の点が改良されれば、nDIVIA 3D Vision Kit に比べて、基本的に「グラフィックカードの制限無し」「OSはXPでもOK」「安価」である点で十分競争力があると思います。
もちろん3Dゲームへの対応は現在の「OLYMPUS POWER3D Media Player」では難しいですが、「たまに立体写真や立体ムービーを見るのが目的」な人にとっては非常に 低コストでフルハイビジョン3D立体視環境を手に入れることができるわけです。
なので、現在、液晶モニターをフルハイビジョンのものに買い替えを検討中の人は、オリンパスVCから新しい120Hzモニターとの組み合わせが発表されるまで、 もう少し待った方が良いかもしれません。ただし、従来のBenQモニターの場合も、モニターを価格コム最安値ショップから単体で購入した場合に比べてかなり高い 組み合わせ価格になってしまうので、やはり画面センサー+液晶シャッターメガネキットを9,800円以下で単品販売して欲しいものです。 その場合は、プレーヤーソフトを充実させて、パソコン用3Dゲームの多くを立体プレイできるようにして欲しいものです。
何せ、パナソニックの3Dビエラは45万円前後と非常に高価ですので、中国やアメリカの富裕層には数百万台規模で普及しても、 不況の日本では3Dの啓蒙・宣伝にはなっても実際の普及には直接は結びつかず、「モニターとセットで5万円以下」のものが求められると思いますので、 オリンパスVCには頑張っていただきたいものです。

【補足】2010.02.15
現行のフリー版「OLYMPUS POWER3D Media Player」の有償版とでもいうべきもので3Dゲームもプレイできる機能を盛り込んだプレーヤーソフトを作ってみてはいかがでしょうか。
ともあれ、「お金持ちのための3Dテレビ」(テレビとブルーレイプレーヤーのセットで約60万円)に対して「庶民の3Dモニター」(22インチワイドで3万円台のZALMAN、おそらく 4万円台の組み合わせになるだろう新しいオリンパス3D立体視聴キット、5万円台になるだろうnDIVIA 3D Vision Kitなど)といった形で3Dマーケットが広がっていくのが 日本の場合の現実路線のように思えます。



■ パナソニック、「フルHD 3D」VIERA/DIGAを4月発売−2010年「3D産業革命を起こす」(2010年2月9日)■

いよいよ正式にパナソニックから3Dビエラと3D対応ブルーレイDIGAの発売日と種類及び予想店頭価格が発表されました。
夕方からのニュースや、テレ朝「報道ステーション」の冒頭ニュースもこの話題でした。
1980年代の3D対応の日本ビクター製ビデオディスプレーヤーや初代ファミコンのオプションの3D液晶シャッターメガネシステムなど、60Hzのアナログテレビをディスプレイとした 「非常に観難く美しくない」3Dから30年を経て、ようやく3Dオタクの夢が、2010年4月23日、現実になります。
しかしこの2年間のパナソニックの動きは異常と思えるほどに素早かったですね。
今まで3Dを実際に製品開発していた家電メーカーといえば上記の3D対応VHDを製品化した日本ビクターや、ゴーグル型の3Dヘッドマウントディスプレイ(HMD) 「グラストロン」を製品化していたソニーの他にも三洋とかも頑張っていたはず(今はパナソニックの傘下ですが)。
光学機メーカーではソニー同様に「アイトレック」というHMDを製品化していたオリンパス、大昔から一眼レフカメラ用の3Dアダプターを製造販売してきた ペンタックスなど、それこそ40年以上も細々と3D部門がR&Dを続けていたわけですが、一気にパナソニックが「3Dのパナソニック」と言わんばかりの勢いで躍り出た ことは、液晶との価格競争で勝ち目が無くなったプラズマがその存亡を掛け、プラズマ部門スタッフが背水の陣で命懸けの競争を仕掛けたという事情があるにせよ、 「良い意味で強者は黒を白にもできる」ことを見せてくれた感があります。
そしてそれがプラズマテレビのみでなく、液晶陣営、特に「パナがやるならうちもやらないわけにはいかない」的にソニーが重い腰を上げて「トータル3Dソリューションの ソニー」として再び3D業界に力を発揮してくれるとは心強い限りです。
さて、次のステップは「3Dコンテンツの普及」と「より安価で気軽に使える3Dモニターの普及」です。
私のこれからの夢は「メガネ不要の安価な3Dモニターの普及」・「安価なハイビジョン3Dカメラの普及」・「YouTube 3Dの成長」(または他の動画サイトが3Dをメインにして急成長すること) によって、誰でも3Dを手軽に楽しめる環境が整うこと。実はそのために3Dエロスは、エロとは別な真面目な活動も行っていたりするのです。

【補足:2010.02.10】
キヤノンよ、もう一度言う、これが最後のチャンスですよ!


3Dエロスをキヤノンの関係者が見ているかどうかは分からないが、2007年のCEATECに非常に美しい50インチのプロトタイプを出品したのを最後にネットからも話題が 消えてしまったキヤノンの『SED(Surface-conduction Electron-emitter Display=表面伝導型電子放出素子ディスプレイ)』。
3Dテレビが今後3年間、「フィールドシーケンシャル+液晶シャッターメガネ方式」で全テレビの30%までに普及していくという米国ディスプレイ業界による分析が 正しいのならば、この方式の3Dにも有利なSEDにとっては、この3年間が本当に最後のプロジェクト復活のチャンスです。
既にSEDがらみのR&D費は損金処理して清算してしまったのかどうか知りませんが、あまりにもったいない。
パナの3DプラズマVIERA/50インチモデルが43万円前後とのことですから、その2/3の28万円ぐらいで発売できたらかなりの数が売れると思うのですが...
もちろん、「ハイビジョン3Dムービーカメラ」や「パワーショット3D」もチャッチャッと開発して同時発売して、「3Dで撮って3Dでキレイに見る」製品をラインナップ して欲しいものです。
もちろん、私の予想では、3Dの真の普及は「メガネの呪縛から開放されたとき」だと思うので、普段、チョイ見するときはメガネ不要の視差バリア方式裸眼3Dサブモニターの 方が一般化していき、3D映画や自分で撮った3D作品(ペットや孫や子供やカノジョでも何でも良い)をじっくり見たり3Dゲームにドップリ浸かりたいときは大きな 3Dテレビや22インチ以上のパソコン用3Dモニターといった棲み分けが5年後の状況だと思いますが、コンテンツ自作派やキヤノン・カメラの信奉者にとっては SEDテレビは訴求力があると私は思いますし、プロ・アマカメラマン御用達に特化して画質を高めて、かつてパイオニアのプラズマテレビ「KURO」が実力以上の神話を 作ったのと同じような世論誘導ができれば、パナと同じ価格帯でも勝負できるかもしれません。
SEDは2Dテレビとしても非常に美しいのですから、SEDプロジェクトでは袂を別った東芝の100万円もする「液晶CELLレグザ」とは別の方向で勝負して欲しいと思います。



■ 安価で確実な民生用3Dムービーカメラ・レンズを考える(2010年1月31日)■

予想を超える「アバター」の大ヒットで、世界中のビジュアル・クリエーターや映像機器メーカーが3Dへの対応にあわて始めているようで、昨年まではほとんど 書き込みの無かった中国の3D機器専門メーカー「Inlife-handnet社」の英語版 問い合わせページには、アバター公開とCES2010以降、各国の法人・個人から問い合わせが急増している。

その中でも以前は私ぐらいしか質問を出す人が居なかった「後付け3Dレンズ」(3Dアナモルフィックレンズ)については、価格、発売時期、取り付け可能なカメラの機種に ついての質問が増えている。
分かっている人には周知のことだが、2眼式3Dデジカメは、2組のレンズ系と2組の映像センサー系をピッタリと制御するのが非常に難しく、3Dのキモである 「シャッターの同期(ムービーの場合はフレームの同期)」と「色やコントラストの同期」を完全に一致させることは、一般消費者向けの安価な製品ではかなり技術的・ コスト的に厳しいらしい。
特に映像センサーは1個1個ビミョーに特性が異なり、その色合いを左右完全に同じにすることは不可能に近いようです。一般の人が鑑賞するレベルではほとんど違いが 分かりませんが、フジフィルムの3Dデジカメ「REAL 3D W1」でも2ちゃんねるではユーザーから左右のズレが報告されている。

静止画の場合はキャノンの特定機種で使えるフリーソフト「SDM(ステレオ・データ・メーカー)」でシャッター同期を平均誤差2万分の1秒以下という高精度で 合わせることができるが、色合わせはかなり難しい。ムービーの場合は、業務用ムービーカメラのように複数台のカメラのフレームを電子的に同期させるゲンロック機構の 無い民生用ムービーカメラでは、ソニー製のカメラに付いているLANC端子(現在はAVR端子)に接続する「LANC Shepherd Pro」のようなものを使ってアバウトな同期を取る しかない。 それとて、デジタルといえども2台のカメラでは徐々に別々にドリフトが掛かってきて同期がズレてしまう。
このフレーム同期のズレは最大半フレーム(撮影時に30fpsなら1/60秒、60fpsなら1/120秒)だが、コレが相当に見苦しく気持ち悪くなる要因でもある。

それなら「1台のカメラ・1本のレンズ・1枚の映像センサーで3Dが撮れればフレームのズレも色の違いも無くなる」わけで、それを映画業界では昔から使われている アナモルフィック・レンズで実現しようとしているのがInlife-handnet社の後付け3Dレンズ。

もうひとつの方法としては、昨年のCEATEC2009で発表された左の図中段の「ソニー単眼式3Dムービーカメラ」(映像センサーは左右別)よりも時期的に早く発表されて 3Dマニアの間で話題となったアマチュアの方が作った単眼式3Dレンズ
YouTubeにはこの自作レンズでテスト撮影された3Dムービーが何本か公開されているが、マクロから中距離まで十分な立体感(グワンと飛び出す立体感を期待している人には 物足りないが)で撮影されていて、もちろん左右のフレーム同期や色にズレは全く無い完璧なもの。
立体ムービー撮影そのものに対する考え方は、ソニーの単眼式と同じく『人間は視差65mmだけでなく数ミリの視差でも十分な立体感を認識できる』という経験則に基づいている。

もちろんアマチュアの方が制作した単眼式3Dレンズは、それ自体にはアナモルフィック曲面を付けていないので撮影できる幅が通常の画面の半分になってしまうが、正式に カメラメーカーなりレンズメーカーが作ることになれば、アナモリフィック化もしくは映像センサー側を大きくして(デジタル一眼用のものを転用でも可)最終的に16:9 で再生できるような録画ができるものを作れると思う。

このような単眼式3Dレンズは、フルハイビジョンムービーも撮れるようになったデジタル一眼用の交換レンズとして売ればよいし、安価なコンパクトデジカメに 最初から組み込んで3D専用ムービーカメラとしても面白い。

また、後付け3Dアナモルフィックレンズについては、Inlife-handnet社の製品発売が当初予定より半年以上も遅れていることや、 取り付けられるカメラのレンズフィルター径が30mm以下という制約があること、アナモルフィックレンズ自体は大昔からあるので既に特許問題は無いはずなので、 日本の光学器メーカーならもっと確実に、発売をより早く、高画質で、取り付け可能なフィルター径も現在ソニーやキャノンのムービーカメラで主流の37mmまで広げたもの を作れば、世界中の既存3Dマニアに限らず、既にハイビジョンムービーカメラを1台持っていて「流行りの3Dムービーをお手軽に撮ってみたい」といった人々がかなり 買うと思う。

さて、もう一度Inlife-handnet社の後付け3Dレンズと3Dデジカメの発売が当初の2009年12月から2010年中頃に延期された理由を冒頭の同社の英語版お問い合わせページへの 書き込みの増加と併せて冷静に考えてみると、3Dデジカメの方は本当に2眼システムの制御がまだ完成していないことも考えられるが、単なる6個のプリズムを 組み合わせだけの後付け3Dレンズの開発がそんなにも遅れる理由は無いし、3Dデジカメも後付け3Dレンズも昨年12月の中国国内の展示会では実際に撮影可能な プロトタイプ数台をソニーの役員にお披露目していることから考えて、全てはパナソニックとソニーから3Dテレビが発売される時期に合わせて発売し、パナソニックと ソニーの強力な宣伝効果に「便乗」しようという魂胆ではないだろうか。
中国人恐るべし。



■ 3Dの未来と課題(2010年1月28日付け)■
 ※元記事は "IT Media/+D LifeStyle"から

ここ2年ほどの間の家電メジャーの3Dへの取り組みや、今月開催されたCES2010で明らかになった各メーカーの最新動向やそれぞれの3Dに対する微妙な対応・考え方の違いなどを 含めてよくまとめられた麻倉怜士によるレポートですので、興味のある方は元記事を是非お読みください。

さてこのリポート中、私が興味を抱いたのは、左の写真のRealD社の湾曲レンズを使用した円偏光メガネ。
パッと見かけは従来品とあまり変わりませんが、『劇場用などのパッシブ型では、最大手のRealDが湾曲したプラスティックレンズを使うことで、 偏光面に度をつけることが可能になる「湾曲メガネ」を開発しました。これによって、度をつけた"マイメガネ"を作ることが可能となるほか、マルチコーティングを 施すことにより、反射によって生じるコントラスト低下を防ぐことでの画質向上も実感できました。』とのこと。
実は既に2006年か07年に、コンタクトレンズや「レイバン」ブランドのサングラスで有名な米国ボシュロム社が「今後の3D映画の普及に向けて、レイバン・ブランドの マイ3Dメガネを発売する」と会社の経営戦略プランの中に明記していましたが、今までの3Dメガネの「平面なレンズ」「野暮ったくて恥ずかしいデザインのフレーム」 が現在のトレンドのお洒落でクールなデザインになることは大歓迎です。
ま、従来は円偏光フィルムも液晶シャッターレンズも「平面」だったのでそれを囲むフレームのデザインはある程度限定されてしまうのは仕方ないにしても、 しかし今までの3Dメガネのデザインや色って酷すぎますよね。
数年前に某メジャーメーカーの3Dデバイス開発担当の人に聞いたことがあるのですが、メガネを今風のデザインにしたら上層部から「3Dメガネっぽくないから デザインし直せ」と言われたそうです。
今時の電子デバイスは、性能はもちろん大事ですが、「低価格」と「デザイン」が何よりも売れるか売れないかを別けるファクターであることにメーカーはもっと 気を使って欲しいものです。特に3Dは、ただでさえ3Dメガネを掛ける重さや暗さという不快感から拒否反応が強いのに加えて、デザインやフレームの色の悪さが それに拍車を掛けていることを認識して欲しいものです。 さすがにパナソニックやソニーは従来の3Dメガネの「ダサいイメージ」を払拭するような恥ずかしくないクールなデザインで登場させることを期待しています。
ところで、ディズニーランドなどで使われている「ほぼ使い捨て」の折り畳めない円偏光3Dメガネの価格が「約7セント=約6円」って知ってました?



■ スカパー!HD、2010年夏に3D放送を開始(2010年1月27日付け)■
 ※元記事は "IT Media/+D LifeStyle"から

『スカパー!JSATは、2010年夏よりハイビジョン多チャンネル放送「スカパー!HD」で3D放送を開始する。ライブ性が生きるスポーツコンテンツを中心に展開。
スカパー!JSATは1月27日、2010年夏より「スカパー!HD」で3D放送を開始すると発表した。当初月は2?3番組で開始し、その後放送事業者各社と連携して順次コンテンツを拡大する方針だ。専門性の高い3Dチャンネルを加えることでスカパー!HDの付加価値を上げることが目的という。
近年の3D映画作品のヒットにくわえ、国内各家電メーカーが2010年を「3D元年」と位置づけ、今夏以降に3D対応テレビの発売を表明するなど、3Dの市場拡大に向けた動きが活発化している(→「3D元年」覇を競うパナソニックとソニー)。
スカパー!JSATでは、昨年から3Dコンテンツの試験収録と検証を進めてきた。とくにライブ性が生きるスポーツコンテンツを中心に、3Dが実現する「ありのままの臨場感」(同社)を表現するためのコンテンツ選定や撮影方法などを検討しているという。
スカパー!HDは、東経124/128度の通信衛星(CS)を利用したハイビジョン多チャンネル放送。2008年にスタートし、現在では58のハイビジョンチャンネルを放送している。また同社では、2010年12月末までに85チャンネル以上、2012年には100チャンネル体制を目指すとしている。』

アメリカ、イギリスに続き、日本でも「フルハイビジョン3Dテレビ放送」が実現します。 昔からの3Dマニアにとっては数十年待ちわびた日が現実のものとなるわけで、胸の奥からこみ上げて来るものがあります。 もちろん、日本では既に「BS11」が2年も前からカラー3D放送を実験的に行っているわけですが、Hyundai IT製の3Dテレビが高いことや、 横方向を1/2に圧縮し、さらに縦方向は1ラインずつ左右に別けたインターリーブ方式のために鑑賞時の解像度は960x540ピクセルになってしまうこと、3D専用番組が ほとんど制作されてこなかったことから全く普及していませんでしたが、2010年夏からパナソニックとソニーを筆頭にフルハイビジョン3D対応テレビが発売されて大量の コマーシャルが流され、家電量販店に3Dテレビが並び、スカパーもそれに併せてコマーシャルを流し、ソフトオンデマンドなどのAVプロダクションもパナソニック の業務用3Dカメラを使ってAV作品を作り始め、それがスカパーのアダルトチャンネルでもオンエアされるようになって、お金持ちから3Dが当たり前のものになっていくのでしょう。

さて、スカパーは「スポーツから」3D化を進めるようですが、やはりここはアダルトからも攻めて行ってもらいたいものですし、スカパーに対抗して無料であるBS11が 奮起して、AKB48や女子プロレスだけでなく、様々なジャンルの良質な3D番組を放送して欲しいものです。もちろん、ソニーやパナソニックの3DテレビはBS11の 「サイドバイサイド方式」のコンテンツも立体で観られるはずですので(ただし横方向の解像度は960ピクセル)、ハードウェアだけでなく、番組などのソフト面での競争が 盛り上がって欲しいものです。



■ 視覚は習得するもの...3D映像を認識できない人々--問われる業界の対応(2010年1月21日付け)■
 ※元記事は "CNET Japanの特集"から

ついに「アバター」が、ジェームズ・キャメロン監督自身の前作「タイタニック」が持っていた映画興行売り上げ世界記録を、公開からわずか39日間で塗り替えたことがマスコミ で大きく報じられています。
「タイタニック」も「アバター」も映画の内容自体に対しては人それぞれ評価が分かれるだろうし、そうでなくては自由なんてありえない(私はこの2本の作品の ストーリーそのものに対しては高く評価しない派)。
ともあれ、非常に多くの人々が最新の3D映画を観るきっかけになったこと、そして今まではサンプリングが少なすぎて声にならなかった新たな問題が浮かび上がってきた ことは、エロとは言え3Dコンテンツ制作者としては非常に興味深い。
それをいくつか思いつくままに列挙すると、
 1.そもそも立体に見えない
 2.気持ち悪くなる(3D酔い)
 3.ドッと疲れる
 4.3Dメガネが重くて暗い(液晶シャッターメガネによる劇場の場合)
 5.やはり3Dメガネそのものがウザイ
私自身は長年の訓練の結果、あらゆる立体視法で立体に観ることができるようになったし、その過程で何度も「3D酔い」を経験したが、そもそも片眼に障害を持つ人や、 左右の眼から入った映像情報を脳内で過去に蓄積した距離データと照合して瞬時に立体感を合成する機能に障害のある人には、現在の左右視差をベースにした3D映像は いくら頑張っても立体に見えない。
2006年に本家3Dエロス・コムを立ち上げるときにもそのような人々の割合や程度に関する調査研究情報を探したが、的確に応えたものは見当たらなかった。
そのため、私はこのページ末尾に掲げているように、「左右視差を使った立体視システムは片眼に障害を持った人には立体視できないので、新たな差別やいじめを生まないために、 教育現場や職場での使用には2D版との併用が必要。」と警鐘を鳴らした。
今までは3Dはあくまでもマニアだけのキワモノだったので、私のような警鐘を気にする人は少なかったが、「アバター」の大ヒットや家電各社から3Dテレビが発売され、 ケーブルテレビや衛星放送で本格的な3D放送が始まろうとしている今日、私が危惧している問題が全くマスコミに登場せぬまま3D化が急に進んでしまっているように思える。
ここでも人類は、先端技術の実用化という問題において、原子力に代表される過去の数々の失敗に学ぶことを忘れているように思える。
ま、3Dテレビは2Dでも観られるし、視覚について言えば「色覚異常」「色覚障害」の人の割合は結構多いらしいが、だからといってカラー写真、カラー映画、 カラーテレビ、カラー印刷の普及が妨げられることは無かったのと同じように、3Dの普及が妨げられることはないと思うが、「色覚障害」の人々に対するのと同じように 「立体視障害」「3D難民」の人々への対応や優しさが必要だと思う。
また、自分が観ている情景は他の人も同じに見えているとつい思いがちだが、実際は個人個人でモノの見え方は非常に違っている。人によっては3Dも制作者の意図とは全く違う見え方を されている場合も多いと思われる。
国際3Dフェア2009でのセミナーで、講演者の一人が「これからは学校教育の場で3Dの見方を教える必要がある」と発言されていたが、まさに音感や絵画における 構図などの基礎と同じく、立体視の方法については「学び」「習得する」ものだと私も思う。ま、パイロットとかレーサーとかアスリートとか人を乗せるプロドライバーとか でなければ、普段の生活にはそれほど影響ないのですけれど...興味を抱いた人は元記事をジックリお読みください。



■ 米グラミー賞授賞式、3D放送でM・ジャクソン追悼(2010年1月21日付け)■

『[ロサンゼルス 20日 ロイター] 米音楽界最高の名誉とされるグラミー賞の授賞式で、昨年6月に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさんが生前、ロンドン公演のためにヒット曲「アースソング」に合わせて作った3D映像が初めて披露され、セリーヌ・ディオンやキャリー・アンダーウッドらがジャクソンさんの声と一緒に歌うことが分かった。主催団体が20日明らかにした。 ジャクソンさんは今年のグラミー賞で、功労賞を贈られることになっている。
31日にロサンゼルスで開催される授賞式では、そのほかアッシャーやジェニファー・ハドソン、スモーキー・ロビンソンも、ジャクソンさんの声に合わせて歌い、その功績を称えるという。
グラミー賞のプロデューサーでジャクソンさんと仕事をしていたケン・エールリッヒ氏は声明で、「アースソング」の3D映像は、「マイケルのコンサートツアーで最も大切だった部分の1つであり、最後のリハーサルでマイケルがこの映像を初めて見たとき、目に涙を浮かべていた」と明かした。
主催団体によると、同授賞式での3D放映は初の試み。会場の観客に3D眼鏡が配られるほか、米CBSテレビと米小売大手ターゲットの協力により、米国のテレビ視聴者らにも3D眼鏡が無料で配布されるという。』

昨年の本コラムで報じた、幻のロンドン公演で上映予定だった「新スリラー3D」以外にも、マイケル・ジャクソンの3D映像が撮られていたようです。そしてそれが、あのグラミー賞で公開されると言う、 3Dマニアでも想像できなかったような時代が現実のものとなってしまいました。
パナソニックが今年の秋から発売する3Dムービーカメラに限らず、業務用2Dカメラや民生機用の3Dレンズが発売されれば、面倒でコストが掛かる3D撮影・編集と言う 壁が無くなり、エンターテーナーに限らず、アスリートや政治家のスピーチなどを含めて「今すぐには3D公開されなくとも、とりあえず将来に備えて3Dで撮っておく」 ようなことが増えるのでしょう。
そして小型でも高画質な「裸眼3Dモニター」が安価に発売されれば、ネットから一気に様々な3D映像が普及していくものと思われます。

ロイターの元記事を確認していませんが、この日本語版記事を読む限り、グラミー賞会場で配られる「3Dメガネ(おそらく円偏光メガネ)」と一般家庭に配られる 「3Dメガネ(おそらくアナグリフ用赤青メガネ)」とは全く別物のはずなのに、それを1つにして「3Dメガネ」と報じて何も疑問を持たないでいる日本のマスコミの 3D勉強不足は何とかならないものでしょうか。



■ ポルノ業界の3D対応は? 「やりたいけれど……」(2010年1月18日付け)■
 ※元記事は "ITmedia News"から

『■アダルト業界は3Dに慎重
VHSやインターネットなど、アダルト業界は新しい技術をいち早く取り入れてきたが、3Dの導入には慎重だ。その理由の1つがコスト。3Dはカメラが2台必要で、編集作業も複雑になるなどの理由から、制作コストが約30%増える。また、家庭に3Dテレビが普及するまでは、3Dに進出するメリットがない。成人向け映画館がほとんどなくなっていることから、アダルト業界は家庭向けのビデオ販売に依存しているためだ。
アダルト業界関係者は3Dの魅力を認めており、「3Dでは窃視感覚が高まる。俳優と同じ部屋にいるように感じさせることができる」と評価しているが、「3Dをやりたいが、今は金がかかりすぎて無理だ」というのが実情のようだ。しかし、既にiPhone向けの3Dアダルトビデオに取り組んでいる企業も幾つかあり、中には3Dメガネ不要のビデオを作っているところもあるという。ちなみにポルノ女優は、HD技術が登場したときはアラが見えるから嫌だとPCWorldの記事で話していたが、3Dは「エキサイティング」だと好意的に見ている。
Porn Industry Tiptoes Into 3D Video(PCWorld)

元記事のさらに元記事であるPCWorldネット版の「Porn Industry Tiptoes Into 3D Video」にはいくつかのポルノ制作会社へのインタビューに基ずくかなり詳細な業界動向を 書いているので、興味のある方は基記事をじっくり読んでいただくことをお薦めしますが、私が強く興味を引かれたPink Visual社のプロデューサー兼監督のMatt Morningwood氏のコメントで、 「3Dポルノが真に普及への離陸を果たすには3Dメガネを捨てなければならない」("I think for 3D to really take off we have to ditch the glasses.") みたいな発言で、 彼らは現在iPhoneで直接メガネ無しで立体に見える「3DeeShell」(レンチキュラーレンズを付けたケースで日本の一部の3Dマニアはすでに個人輸入している)向けに 3Dポルノの制作を進めているようで、『ポルノ=オナニーのため=メガネは邪魔』的な問題意識は私も同感。
日本の日立が作ったau-KDDI向け裸眼3D携帯電話Wooo-H001は、このようなコンテンツ戦略が全く無かったため、発売から半年で「忘れられた存在」になってしまいましたが、 世界標準と言っても良いiPhone向けのメガネ無し3Dポルノ配信は十分な利益を上げられると思います。
しかし「3DeeShell」はあくまでもレンチキュラー方式。元映像が左右2視点からのステレオでは十分な立体感を出せずにカキワリのような3Dになってしまいますので、 やはり裸眼3Dは画質が及第点に達している「7インチ視差バリア方式の3Dフォトフレーム」をUSB接続化したサブモニターの方が、画面の大きさ、 インターネットとの親和性、画質の良さから、普及の可能性が大きいと思います。
(左の画像はZALMANモニターなら円偏光メガネを掛ければそのまま立体に見え、現在世界に2台だけ存在する生産型裸眼3Dサブモニターのプロトタイプなら SPMでサイドバイサイドに変換してメガネ無しでそのまま綺麗で自然な立体に見えます)



■ ZALMANの「左目ゴーストが改善された」という噂は本当らしい...さらに...(2010年1月16日付け)■
 ※元記事は "ZALMAN本社からの回答メール"から

現在「ビックカメラ」などで販売中の、フジフィルムREAL 3D W1で撮影した立体写真と立体ムービーを直接再生できるプレーヤーソフトをバンドルした限定モデル 「ZM-M220F」を実際に店頭で観たZALMANモニターユーザーからの「左目ゴーストが改善されている」という某掲示板に書き込まれた情報が気になり、ZALMAN本社に直接確認したところ、 『(ZM-M220Wの初期の生産モデルに生じた左目ゴースト問題は)その後の製造過程の見直しにより22インチモデルの3D品質は初期モデルに比べて非常に改善されている』 とのこと。 しかし、別のメーリングリストに書かれた最近オークションでZM-M220Wを落札した人からの報告では「左目ゴーストがまだある」とのことなので、日本市場には大量に仕入れ られた安い初期モデルがオークションや安売りショップを通じて出回っているのかもしれません。
これからZALMANモニターを購入しようと考えている人にとっては重要な問題だと思いますが、高くてもこの限定モデルを買えばハズレは無いと思われます(でもやはり高いな〜)。

さて、既報のとおり、家庭用3Dテレビは当面「液晶シャッターメガネ方式」で各社が今年の夏までに市場投入をするようですが、 「画面のチラツキ無しでメガネが明るく軽くて眼の疲れが少なく安い」ことがメリットの「円偏光メガネ方式」も、特に長時間3Dを見るような人にとっては向いており、 多くの3Dコンテンツ制作現場でも、長時間3D映像を観なければならないために円偏光メガネ方式のモニターが採用されていますが、ZALMANモニターの基本スペックは既に 2年以上も前のもので、フルハイビジョンが当たり前となった現在では、やはり「物足りなさ」を感じてしまいますが、国際3Dフェア2008などに参考展示されたZALMANの フルハイビジョン画質の高額な受注生産モデルが、液晶シャッター陣営の120Hzフルハイビジョンモニターに対抗してお手頃価格で一般発売されるようです。
上記の「左目ゴースト」問題に対する回答に併せて、『The future 21.5inch and 24inch (both full HD quality) have no ghosting problems.』という一文が添えられていました。 まだZALMANサイトでも発表されていませんし、ラスベガスで開催されたCES2010にも出展はしなかったようですが、おそらく今年の中頃には、3Dブームに乗って、 安価と思われる21.5インチモデルをメインに発売されるのではないでしょうか。あるいは、現行のZM-Mシリーズでは19インチモデルが全く売れなかったことから、 フルハイビジョンモデルも24インチモデルをアッと驚く低価格で発表し、21.5インチモデルはさらに低価格でPC用3Dモニターのシェアを拡大する戦略でしょうか。 とにかく20世紀の古い技術と言われていた「フレームシーケンシャル+液晶シャッター方式」の復活と進化に対抗して、「マイクロポールフィルター+円偏光メガネ方式」も、 超高画質な日本ビクター製業務用3Dモニターで明らかなように、まだまだ改良・画質改善の余地が有り(究極は縦2倍の2Kx2Kモニターによる真のフルハイビジョン化 もしくは後付けフィルターによるフルハイビジョン・フィールドシーケンシャル+円偏光メガネ方式の製品化)、円偏光メガネ派の私としては非常に気になる新製品情報です。



■ どうするオリンパスVC、120Hz・2倍速駆動のフルHD液晶モニターが当たり前の時代に突入(2010年1月12日付け)■
 ※元記事は "PC Watch"から

現在開催中の「CES2010」での3D関連商品情報が続きます。
実はiZ3D社からXpanD社に移ったある米国人からDTIサービスの3Dエロス担当者を通じて「CESで会いましょう」といったインビテーションを受けていたのですが、 私にはラスベガスに行っている時間がありませんし、仮にCES2010に行ってしまったら気が狂ったように各社の広報マンにスペックや価格について質問しまくって 1週間ぐらいラスベガスに長居してしまいそうなので、こうしてウェッブからCES2010情報を見ているだけの方が精神衛生上も良いとして自分を納得させています。

さて、昨年秋以降にこのコラムで紹介した「120Hz駆動のフルHD液晶モニター」は11月に発表されたエイサーの24インチPCモニターだけでしたが、各社の取り組みは 利益率が大きくブランドイメージの向上効果も大きい「テレビ」が先行しているとはいえ、今回のCES2010にはフルHD液晶モニターは21〜27型クラスにまでサイズの 広がりを見せ、その中でも韓国のサムソン、LG、台湾のASUSTeKからnDIVIA 3D Vision対応を打ち出した120Hz駆動のモニターが出品されているらしい。
これに既報の日本でも販売されているDELLのものを加えると「液晶シャッターメガネでフルHDで立体映像を見られる液晶モニター」が4メーカーから出されるわけで (日本で発売されるかは未定)、価格競争や性能競争が激化して、より高品位で安いものが手に入りやすくなるのですから、世界の3Dマニアにとっては 嬉しい時代が訪れたものです。

しかし気になるのは、既にアメリカ・ヨーロッパでは販売されているエイサーの3DノートPCが日本エイサーからは全く発売の動きが無いことからも、 「18禁の二次元エロゲーしか日本人はPCゲームをしないので3Dは売れない」と思われている日本では、これらのPC用モニターも、 よほどnDIVIAが頑張ってくれないと発売されない可能性があることです。
ま、全ては日本でもPCで楽しめる幅広い分野の3Dコンテンツが出てくるかが鍵だと思いますが、「上からのお仕着せなコンテンツはすぐに飽きられ、 自分たちで創って公開・共有できる方が、質の良し悪しは別として、普及の可能性が高い」ことは静止画時代のインターネットや、動画時代になってからの YouTubeやニコニコ動画の急速な成長を見れば明らかですので、「3Dで観る環境」と同時並行して「3Dで撮る・創る環境」をメーカー各社はもっと提示してくる必要が あると思います。

例えば「YouTubeカム」と総称されている小売価格が1万円前後と安価で小型で操作も簡単なのにフルHD高画質なポケット・ムービーの 2台のレンズ+CCDまたはCMOSユニットをワンピースボディーに収めてシャッター同期が取れるような回路にすればとりあえず 「スナップ撮影用ハイビジョン3Dデジタルムービーカメラ」が出来上がり、単純に2Dカメラを2台売るよりも高い価格設定にしても数年間は売れるはずですし、 それが市場に出れば無限の数の3Dコンテンツが一般大衆側から生み出され続けるようになるわけです。
そしてそんな「素人による3Dコンテンツ」が増えれば増えるほど、「プロやハイアマチュアが作った良質な3Dコンテンツ」が逆に存在意義を持ってくると私は思うし、 「素人から3D界の石川遼に」なるような才能のあるクリエーターが多数発掘される可能性もあると思うのです。
また、CGグラフィックソフト業界も、もっと立体視対応を積極的に進めるべきだと思います。とりあえず左右視差を付けて出力させるだけでもOKですから簡単なはずですし、 CGならば実写では撮れないしあり得ないような3D空間やキャラクターを創れるわけですし、マイホーム建築やガーデニングのシミュレーションソフトでも面白いし、 Google Earth 3Dと組み合わせた新築分譲マンションの宣伝用CGでも面白いと思いますし、何よりもプロが考え付かないような新しい3Dゲームを生み出す人が 現れるかもしれません。

ともあれ、現在はサムソンの旧型75Hz駆動のチラつくモニターとのセットでしか販売していないオリンパス・ビジュアルコミュニケーションズの「OLYMPUS POWER3D Kit」 が120Hzモニターとの組み合わせ、もしくは、メガネ単品で発売されても良い時代環境になってきたと思うのですが、おそらく安価な液晶シャッター分野でも、 また韓国や中国に先を越されてしまうのかもしれません。頑張れニッポン!頑張れオリンパスVC!



■ ソニー、3D対応の有機EL24インチテレビを公開(2010年1月8日付け)■
 ※元記事は "AV Watch"から

CES2010にソニーが3D対応の24インチ有機ELテレビの試作機を発表しました。
それを現場で実際に見たAV Watchのライター・本田雅一氏はベタホメです(元記事参照)。確かに、有機ELテレビのスペックを読んだだけでも、フィールドシーケンシャル+ 液晶シャッターメガネ方式の3Dには最適なモニターであることは分かりますし、サムソンはソニーを上回る31インチの3D対応有機ELテレビ試作機を提示しているそうで、 液晶3Dテレビの「次」は有機EL3Dテレビの時代になるのでしょう。
また、ソニーは夏頃の3D対応液晶ブラビア発売に向けて、さらに改良を進めており、特に円偏光メガネに比べて「暗くて重い」液晶シャッターメガネの改良を凄まじい勢いで 進めているらしい。nDIVIA、XpanD、RealDなどのメーカーも競ってメガネの「暗さ」と「重さ」を改善できるように頑張って欲しいものです。

さて、時代は「フレームシーケンシャル+液晶シャッターメガネ」方式の3Dへと各社が一気にコマを進めていますが、実は非常に近い将来、別方式による3Dテレビが 世界的な3Dメジャー企業から発表される可能性があります。 もちろん大型テレビで高画質と自然な立体感を得るためには「メガネ不要方式では不可能」なのですが、「暗くて重い液晶シャッターメガネ」ではなくて 「軽くて明るい円偏光メガネ」を使いながらフルHDの解像度を実現し、それでいてXpolフィルター方式のビクター製業務用3Dモニターのような「非常に高額」なものではなく 比較的安価に実現できる方式のようなのですが、ようやく液晶シャッター方式でまとまり各社が製品を出そうとしている時期に水を差すことになるのでまだ詳しいことはオフレコです (映画館でプロジェクターに円偏光フィルターを使って上映し、それを観客は円偏光メガネを使って観る方式のあの会社と言えば分かる人には分かると思います)。

また、莫大な投資をしたにもかかわらず、大型液晶テレビの急激な値下がりで製品化の目処が立たずにポシャッてしまっているキャノンの「SEDテレビ」(2007年のCEATECには 50インチのプロトタイプを展示してその高画質さを披露した)は、液晶テレビでの3Dをはるかに上回る高画質で、 パナソニックのプラズマテレビと同等かそれ以上の3D画質をブラウン管テレビ並みの価格で実現できる方式のはずですので、もしもキャノンが3Dデジカメや 3Dムービーカメラを出す時には、キャノン長年の悲願である「キャノンのカメラで撮った作品をキャノンのテレビで見せる」ものとして、SEDテレビプロジェクトが復活する 可能性もあるのではないでしょうか。というか、この3Dへの一大転換期を逃したらSEDは永遠に世に出るチャンスを失ってしまうことになると思います。 テレビでなくともPC用の24インチHDモニターで良いですから、高画質・低価格なSEDを製品化して欲しいと願っているのは私だけではないはず...



■ パナソニック、3Dムービーカメラ今秋から受注販売を表明(2010年1月7日付け)■

パナソニックが、フルHDをメモリー収録できる一体型2眼式3Dカメラレコーダーとして世界初の業務用一体型二眼式3Dカメラレコーダーを2010年秋より発売し、4月より本格的な受注活動を開始すると発表しました。
現在CES2010で展示されている生産型プロトタイプは、昨年秋の幕張CEATEC2009に展示された「ラッパ型2眼丸レンズ」から既製カムコーダーのレンズを流用したと思われる 角型レンズに変更されています。
非常に魅力的なポイントとして、「コンバージェンスポイント調整機能と左右映像ずれ自動補正機能を搭載」があります、というか、その機能が無ければわざわざ高額な 一体型3Dカムコーダーなんて買わないわけです。
コンバージェンスポイントって何?という人は、元記事のパナソニックのニュースリリースを読んでいただきたいが、要するに「近くの被写体をメインに撮る時はレンズが寄り眼になり、 遠くの被写体をメインに撮る時は並行になる」システムで、それが顔認識プログラムなどと連動すると非常に3D撮影が楽になるわけです。

本体価格が2,205,000円(税抜:2,100,000円)。業務用とうたっている割には、池上通信機蠅覆匹諒送局用ハイビジョンカメラの3分の1程度の価格なので、滅茶苦茶画質が良いわけでは無さそうですが、 報道やバラエティー番組の野外ロケなどで使う分には十分なのでしょう。
もちろん、大手のAVメーカーならばレンタルではなく2〜3台ぐらいはすぐに購入できる価格なので、今年の秋以降、このカメラで撮影した3Dの巨乳AV作品が 怒涛のごとく発売されると思われます。
しかし弱小サイトである現在の「3Dエロス」ではこのカメラを買う資金は無いし、レンタル料金も高そうなのでそれも難しいので、 今年の夏頃には発売されるという中国製の安い3Dムービーカメラやアナモルフィック・レンズを当面は使うことになりそうです。



■ ソニーが3Dデジカメ参入を表明(2010年1月7日付け)■
 ※元記事は "デジカメ Watch"から

『ソニーは2010 International CESの開幕前日(現地時間6日)、会場内でプレスカンファレンスを開催した。その中でCEOのハワード・ストリンガー氏は、「高品位な3Dを確実に浸透させることが我々のミッション。最新技術を用いれば、過去に体験したことのないほど自然な3Dを提供できる」と述べ、3Dの市場開拓に注力する姿勢を示した。
その上で、2010年度に3D対応のデジタルカメラを市場投入すると明言した。3D対応カメラがαになるのかサイバーショットになるのかなど詳細は一切明らかになっていない。』

ソニーが3Dテレビを売るためには、「プレイステーションの3D対応ファームアップ」に加えて「子供やペットや、カノジョとのあんなことやこんなことを3Dで撮れるカメラが必要」なわけで、 当然にパナソニックも3Dデジカメの準備を進めていると思われますし(子会社になった三洋からXactiベースの3Dデジカメになるかも)、カメラ工業会3D部会で中心的に 頑張ったオリンパスや、既に2000年頃に3D白レンズのプロトタイプを発表していたキャノンだって何もしないでいるわけはないはずだし、昔から3Dには力を入れてきた ビクターやペンタックスだって3Dで起死回生を狙うだろうし、3Dデジカメには非常に多くの「アイデアを活かして他社と差別化できる要素」がてんこ盛りにあるので、 ちょうど2Dデジカメの黎明期のような群雄割拠で一定の大きさのシュアを勝ち取れる余地が大きい魅力的な分野だと思います。
例えばステレオベース可変とか、コンバージェンス自動追尾調整とか、ハイスピード3D連写とか、3Dマクロとか、マルチ・ストロボ対応とか、 3D・VR自動撮影モード(ファッション・カタログなどでマウスでモデルさんをグルグル回して後姿や横向きの姿も見られる立体写真)とか、防水とか、 見たままの情景を3Dで撮れる超小型ヘッドマウント3Dカメラとか...もちろん動画性能は今時フルハイビジョンが必須。
フジフィルムのREAL 3D W1も、無駄な機能(2D撮影で左右を広角と望遠で撮れることなど)を省いて3D撮影機能の完成度とデジカメとしての基本性能を高めた「W2」を 出すだろうし、3Dコンテンツ制作者にとっては嬉しい限りです。
青みが強いキャノンのDIGICはあまり好きでない私が現在のデジタルによる立体写真を始めた最初のカメラはソニーサイバーショットV1だし、デジカメ用とはいえ カールツァイス・レンズの切れと色は好きなので、ソニーからの3Dデジカメに期待しています。



■ DELL、リフレッシュレート120Hzの23型フルHD液晶モニター発売(2010年1月8日付け)■
 ※元記事は "PC Watch"から

『デル株式会社は、リフレッシュレート120Hz対応の23型ワイド液晶「Alienware OptX AW2310」を発売した。価格は55,893円。
120Hzのリフレッシュレートにより残像感を低減し、NVIDIAの3D Visionに対応するAlienwareブランドの液晶ディスプレイ。入力遅延が少なく、ゲームのリアルタイム操作が可能としている(DVIのみ)。3年間のプレミアムパネル保証が付属し、1ピクセルのドット欠けからパネルの無償交換が適用される。
主な仕様は、解像度1,920×1,080ドット(フルHD)、応答速度3ms(中間色)、最大コントラスト比80,000:1、輝度400cd/平方m、視野角が上下160度/左右170度。パネルはTN方式。
インターフェイスはDVI、HDMIの2系統。4ポートのUSB 2.0 Hubを内蔵する。スタンドは回転、角度/高さの調節が可能。』

フルHDで120Hz駆動のモニターが日本でも発売されました。それもサムソンでもLGでもASUSでもなく、DELLから!
既に昨年の本コラムで紹介したとおり、DELLは台湾のメーカーに120Hz駆動のモニターを搭載した3D対応ノートPCの製造をOEM契約していますので、その前哨というか、 「自宅でじっくりと大画面で3Dを観るためのモニター」としてこれを売り、「持ち運ぶノートPCもやはり3D対応がいいな〜」というニーズを引き起こす狙いがあるように思えます。
もちろんnDIVIA 3D Visionを使う場合には、nDIVIAのグラフィックカードや指定のOSが必要になりますが、グラフィックカードに依存しないオリンパスのPOWER3D メガネ ならnDIVIA以外のグラボ搭載パソコンでもXPでも3D鑑賞可能なはずですので、オリンパス・ビジュアルコミュニケーションズは是非ともメガネの単品発売をして 欲しいものです。その場合の価格ですが、nDIVIA 3D Visonがワイヤレスで19,800円ですから有線式のオリンパスPOWER3Dは5,000円〜6,000円ぐらいが妥当な価格だと思いますが、 輸入版のe-Dimensional製液晶シャッターメガネセットが日本では9,800円していましたので、120Hzモニターが続々発売されれば、9,800円でも売れそうな気がします。

    このモニターの詳細を掲載している派手なデザインのDELLホームページはコチラをご覧ください。



■ あけおめ! 2010年は予想以上に凄いことなっている(2010年1月11日)■
 

世界的大ヒットを続けている「アバター」の日本封切り後からようやく日本でも21世紀の3D立体視技術やそれをコアにしたメジャー企業と外国企業との提携等についての 報道頻度が多くなってきました。
そして現在アメリカ・ラスベガスで開催中の世界最大の家電見本市「CES」はまさに3Dテンコ盛り、3Dでないビジュアル家電は時代遅れと言わんばかりに各国の メジャー家電企業が3Dテレビを中心に製品やプロトタイプを出品しているようで、3Dオタクの私としては、20年間待ち望んだ時代がようやく訪れた2010年の年明けです。
もちろん各国を代表するメジャー企業は3D普及のキーファクターとしての「エロ」を前面に出すことは出来ませんが、日本、アメリカ、ヨーロッパの3D関連掲示板を 見渡しても「やはり3Dの牽引役はエロだよね」という書き込みが多いのは事実。アメリカやヨーロッパで開催される「アダルト見本市」では今年以降は一気にアダルト 3Dコンテンツの出品が増えると思われます。
そんな2010年ですが、世界初の無修正フルカラー立体アダルト写真集と立体ムービーのウェッブ配信を2006年6月から始めたのはこの「3Dエロス」であることを皆様お忘れなく、 今後ともよろしくお願いいたします。

さて、歴史的な「家庭用3D普及元年」の2010年ですが、現在話題となっている「3D対応テレビ」も実は「液晶シャッター方式で決まり」ではなく、 より安価で観やすい方式への進化が既に準備されているようですし、3Dデジカメ、3Dパソコン、パソコン用3Dモニター等などのハードに加えて、 3Dサイトや3D音楽DVD、国内版3DグラビアDVD、世界版無修正3DアダルトDVD及びブルーレイ作品などが春以降に一気に製品が登場するようで、 マニアならずとも3D関連情報には目が離せない1年になりそうです。
またAV業界では、実際には撮影段階から3Dでの制作はまだほとんどありませんが、ハイビジョン以降に制作された高画質な過去作品を「2D→3D変換」で 擬似立体化して商売にする会社が既に登場しています(3D FantaDream)。現在の低レベルな「擬似立体化ソフト」では不自然さやカキワリ感がモロに出て私的にはとても 合格点はあげられない品質ですが、既にハリウッド系ベンチャー企業が非常に優れた2D→3D変換ソフトを開発しているので、それが民生用に販売されれば、 今後3Dで撮影されるものに加えて過去の膨大な売れ筋AV作品が3D化されて安価(既に2D版で制作コストの回収が済んでいるので)に発売され、 それらが3Dテレビや3Dモニター普及の牽引役として大きな力を発揮すると思われます。

さらには、既にZALMANモニターで直接立体に見える「YouTube」ですが、現在のところは3D投稿のほとんどがプロによるものか、フジフィルムのW1で撮影された低画質な ものしかありませんが、ソニー等からハイビジョン3Dデジカメが発売されれば「YouTube」に一気に3D投稿が増えると思いますし、 それを「メガネ無しで立体に見られる裸眼3Dサブモニター」も発売されて徐々に浸透し、2012年までには現在HD画質対応となった 無修正アダルト動画専門投稿サイト「PornoTube」も3D対応となり、3Dライブチャット等と相俟ってネットの3D化が急速に進むと思われます。
メガネ不要の視差バリア式裸眼3Dサブモニターならば、お互いに3Dメガネ無しの自然な姿でチャットというか「立体テレビ電話」が出来ますので、エロい使い方以外にも一般に普及する 可能性が非常に大きくなると思います。
このコーナーでは、そんな3D関連情報を今年も数多く取り上げて紹介していきたいと思います。

ともあれ、3Dオタクに対して「バッカみたい」とか「3Dなんて要らない」と言っていた連中が、かつての「インターネットなんて要らない」「DVDなんて要らない」「MP3なんて要らない」「ハイビジョンなんて要らない」 と言っていた連中と同じ末路を辿る日が現実のものとなってきました。正直なところ、そんな連中にザマーミロと言いたい気分の2010年年明けです。



(コラム中、意見の部分はあくまでもWebmasterの個人的見解です)